心優しきお魚さん達 ページ20
中央に奏音、モトキ
後部座席にマサイとAが座る
来る前に2人はじゃんけんをして見事マサイが勝利した流れを誰も知る由もない
「無事退院出来て良かったよ。具合はどうだ?」
Aが長時間、車に乗って疲れないように頭にクッションを挟みブランケットを膝にかけ過ごしやすいように整えるマサイ
「あの·····なんでこんなに至れり尽くせりなんですかね?」
マサイにされるがままになっているA
「マサイの好きにさせてやってよ。ずっと心配してたんだから。もちろん俺もだしみんなもだよ」
モトキはザカオやダーマはそれぞれ用事があり来れなかったが心配していた事を伝える
「なんで皆さんそんな優しいんですか?神様ですか?嬉しくて泣きそうになるんですけど」
先輩達の優しさに胸いっぱいのA
「A、今のうち甘えておきな。復活したらまた先輩達にしごかれるぞ」
奏音は笑いながら言う
「その通り!復活したら覚悟しろよ?」
シルクがそう言うとみんなが笑い出す
「怖いよそれ。脅すんじゃないよ全く。A?大丈夫だからね?あんな事言ってるけどAが復活したらまずは軽めの運動で出来る撮影のがいいよな?とかマサイに相談してたんだから」
モトキが笑いながら説明する
「バラすんじゃねぇーよ!!」
照れ臭そうに顔を隠すシルク
この人達なら真実を打ち明けても受け入れてくれるんじゃないか?
そんな考えがAの頭を過る
でも真実の内容が重すぎる
簡単に実は何て言えるレベルじゃないよね·····
Aは頭をずらし痛まないようクッションへと持たれる
頭をずらす為マサイの方向を向きながら座る事になり
マサイと目が合うと何故か物凄くニコニコと笑っていて
「マサイさん···何か良い事でもありました?顔がものすんごい幸せオーラ出てますけど·····」
その言葉にモトキが
「あー!マサイさ新しいカメラ買ったんだよな?なっ?だから嬉しくてずっとニコニコしてんだよ〜」
モトキが嘘を付き誤魔化す
「あー··。そうそう、これまた良い性能でさぁー。あはは···」
モトキはマサイを軽く睨む
その目は顔に出過ぎだこのバカ!とでも言うように
「そうなんですね。今度見に行ってもいいですか?カメラも詳しくなりたいんです」
その言葉にマサイは笑顔で了承した
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
JADE(プロフ) - 湯草さん» 作成時にチェック外し忘れてたみたいです···。ご親切にありがとうございます😭 (2022年10月16日 19時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
湯草(プロフ) - おりふら立ってますよ (2022年10月16日 19時) (レス) id: b6be8fe32c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:JADE | 作成日時:2022年10月15日 18時