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「…こんにちは」

「昨日は本当にありがとうございました。風邪とか引いてないですか?」




どこか恥ずかしそうな様子のたまもりくんは、わたしの席までやってきて、慌ててわたしは椅子から立ち上がって頭を下げてお礼を言った。




「いや、僕は…全然大丈夫です。春川さんは?」

「大丈夫です」

「…」

「…」

「…タ、タオルありがとうございました。今洗濯してて、今度返し、」

「あ、裕太おはよ。…ん、何この空気。」




コーヒーの袋を持って奥から出てきた藤ヶ谷さんは
私たちのぎこちない雰囲気を察して苦笑い。



「常連さんなんだよね」

「うん、」

「金曜日だから…昨日も?雨大丈夫でした?」

「大丈夫だったんですけど、たまもりくんにお家まで送っていただきまして、本当にお世話になってしまって…!」

「あぁ、そっかあ。停電しちゃったし、危ないもんね。2人とも無事でよかったよ」

「本当にありがとうございました」

「裕太がお役に立てたみたいでよかったです。ね?」

「う、うん…」

「だから日誌ノートなんも書いてなかったのね、納得」

「ごめんね、後で書く。」




そっかあって何故だか嬉しそうにニコニコ話すオーナーさんと反対に、たまもりくんは耳まで真っ赤にしてタジタジしてる。




「ほんの心ばかりですがどうぞ。グアテマラのなんですけど、ちょっと煎り具合が深めなんですよ」

「わぁ、ありがとうございます。明日ちょうどレモンケーキ作ろうと思ってて、嬉しいです」

「いいですね!俺も食べたい。ペアリング絶対あいますよ」




10分ほど立ち話もしていたら、お客さんもやってきて
テーブル席が埋まってる店内を初めて見た。
また違う表情を見せる店内に、変わらずときめいた。

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Chapi(プロフ) - ふーさん» ふー様 お返事が大変遅くなり申し訳ございません!素敵なご感想をくださり、ありがとうございます。私自身慌ただしい日々の中で心落ち着かせる時間って大切だなと思うので、届いてくださって嬉しいです。ゆったりではありますがこれからもよろしくお願いいたします! (2022年12月11日 21時) (レス) @page39 id: bb7ad5c321 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - 更新ありがとうございます!このお話読んでいると私の時間までゆっくり流れるような気がして、世界が少し優しくなります。ありがとうございます!次の更新も楽しみにしています^^ (2022年10月24日 19時) (レス) @page38 id: aa1a944516 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Chapi | 作成日時:2020年9月14日 23時

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