誰に愛される？

村山side ページ14

『その人、額にバンダナ巻いて青いスカジャン着てたんだよね、それがすっごく似合っててさ〜』

マ・唯｢うんうん、それで？｣

『んで、なんかその人男達に俺の事知らないの？みたいに聞いてて、有名人なのかな？』

マ｢名が知れてる奴ならどこかの番長でもやってんのかな？｣

唯｢他にはなんて言ってたんですか？｣

『数人を倒したってのに涼しい顔してめっちゃ可愛い子居るじゃん！って勿論私の事を心配してくれて…』

マ｢ついでにナンパかよ｣

『でもね！その彼の話し方？立ち振る舞い？が凄くなんかこう、吸い込まれそうな感じがしてさ。彼の魅力にっていうか…』

唯｢でも、そんな強いのに落ち着いた感じって素敵ですね〜｣

『でしょ〜！』
どこかの番長…？でもあれを一瞬って、もしかしたら本当にマドカの言う通りだったりして。


村山side

村｢…てな事が昨日あった訳よ〜でもさあ…｣

関｢うん！！！！｣

村｢途中で走って行っちゃったの！｣

関｢なんで！！！！｣

村｢分かんない！！！…まあなんか用事あるとかって言ってたんだけどね｣

古｢お前が怖くて逃げたんじゃねえの？｣

村｢えー？！なんで俺超優しかったよ、本当に心配だってしちゃったしさ？めっちゃ可愛い子居るじゃん！ってさ？｣

関｢村山さん…それ、ほぼナンパです｣

古｢あんな薄暗いトンネル内でそんな迫られたら逃げるに決まってんだろ｣

村｢あの子怖がってなかったもん。俺また会いたいんだけど出待ちしていい？｣

古｢駄目に決まってんだろ｣

村｢なんで！！｣

関｢なんでも！！！！｣

村｢え〜俺またあの子に会いたいんだけど〜！！どうしたらいい？｣

古｢知るか｣


んー完全に少しの間であの子の事好きになってる。
これが恋ってやつ？久々だわ
さて、こっからどうするかな〜
コブラちゃんに相談でもしようかな〜。

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