サネカズラ〜再会〜((カリブラ))

…(M) ページ24

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〜みのside〜





M「おかえり。」





G「…あぁ。」









目を真っ赤にして戻ってきたジョージを見るところによると、多分Aとヨリは戻っていないだろう。





少しだけホッとしてしまう自分がいる。









J「ジョージ、話があるんだけど。」









ジョージが帰って来たら話し合いたい。
そう言っていたジローが自分の部屋から出てきた。









G「…俺は、話すことなんてねーよ。」





J「こっちはありまくりなんだよ！お前がAの元彼？！なんだよそれ！」





G「いつん時の話だよ。」





M「ジロー、落ち着けって。」









今にもジョージに殴りかかりそうなジローを、ジョージから離す。





あーあ。
まさか、こんなことになっちゃうなんてな。





J「お前は、Aのことどう思ってんだよ。酷い振り方したんだってな？」





G「お前には関係ねーだろ？！俺だってな、すぐに後悔してんだよ！あいつ以上のやつはいないってわかってても、こっちから連絡出来るわけねーだろ！！」





J「Aのこと振り回してんじゃねーよ！」





G「振り回す？誰がいつ振り回したっていうんだよ！お前が一目惚れしたって相手がAだって知ってたら、俺は応援なんてしてねーよ！」





J「なんだそれ！！それがメンバーにいう言葉か？！」





G「お前はいーよな！これから先もAが望めば会うことが出来るし、声を聞くことだって出来る。俺はもう、それすらも叶わねーんだよ！」





J「知らねーよそんなの！お前の自業自得だろ！！」









ジローもズルイね。





Aがまだジョージを忘れられないって知ってるはずなのに、そのことは教えてあげないんだ。





きっと、素直じゃないAは、まさかここでジョージと再会するなんて思ってもいなくて。





実際にジョージを目の前にしたら、思ってもいない言葉をかけちゃったんでしょ？





ジョージになんて会いたくなかった、とか。





まぁ、俺も。
Aがジョージを忘れられないって、絶対そのことだけはジョージに教えてあげないけど。









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