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新学期、新しい制服に袖を通すと、妙にドキドキした。
Ａ高の魅力の一つに、制服があると思う。
紺色のブレザーに、チェックのスカート。
ブラウスは白、ピンク、水色から選べるし、中学の時とは比べ物にならないくらい可愛い。
鏡の前で制服姿の自分を見てると、大人っぽくなったなぁなんて思う。
この姿をジュンにも見せたくて、隣の部屋のドアを開けると、
ジュンがびっくりした顔をしてこっちを見た。
「ジュン！…どうかな、制服？」
「……」
ジュンはベッドからゆっくり起き上がって、私の元まで来た。
目の前に立つジュンは、また背が伸びたみたい。…また一段と、かっこよくなったなぁ。
「……すっごく可愛い。」
「えへへ」
私に甘々なところは全く変わらない。私もジュンに甘々だし、相思相愛って奴かなぁ。
「ジュンも中学二年生だもんね。」
「うん…僕も早く姉ちゃんと同じとこ通いたい」
「ジュンもＡ高そんなに行きたいの〜？」
Ａ高魅力的だもんね、なんて言おうとすると
「姉ちゃんと一緒に居たいんだよ」って言われた。
「はぁ、またそんな可愛いこと言う…。もう、どうしてくれるの？」
「なんで？」
「ジュン離れできなくなるじゃん。」
高校に入ったらさすがに彼氏は作って、いい加減ジュン離れしないといけない。
いつまでもジュンジュン言ってたら駄目だ。
ジュンだっていつかは、誰かと付き合うんだし。
「ジュン離れしないでいいよ。僕もA離れしないもん」
「もう可愛いなぁ〜」
ジュンの前だとデレデレしちゃう私、シスコン過ぎて怖い。
ジュンのサラサラの髪を撫でると、ジュンは猫みたいにふんわり笑った。
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名無し26313号(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。ジュンと主人公の反応とかが可愛くて今後の展開が楽しみです！更新頑張ってください。 (2020年3月28日 21時) (
レス) id: 40840743fa (このIDを非表示/違反報告)
モノトーン - とっても面白くて可愛くてこのお話大好きです！！更新応援してますね！ (2020年3月28日 20時) (レス) id: ec5d80a5b4 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 面白いです！今後も更新楽しみにしてます！ (2020年3月27日 19時) (レス) id: 084d5d2c2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2020年3月24日 22時
