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ミア side
好きな人ができた。
名前は、ジュン。
中学に入る前は、別の地方にいたからか、知り合いが誰もいなかったらしい。
見た目は、まるで王子様……
なんだけど、女子に免疫が無いのか、はたまた興味が無いのか、女子の友達がいない。
……私を除いてね。
そんなジュンだけど、まぁモテる。当たり前だけどめっちゃモテる。
学年一可愛い子もジュンに告白したし(まぁ振られたけど)、バレンタインデーは大量のチョコをもらって、それをスニョンが指をくわえて見てた。
「お前はどれタイプ〜？」
「俺、真ん中」
「俺は…右！ボブヘアはえろい！」
……男子ってほんとに馬鹿。
昼休み、教室の後ろでえろ本広げて見てるんだもん。
先生にバレてもしーらない、なんて思ってた時
「なぁジュン！ジュンはどれがいい？」
スニョンがジュンを呼んで、その本をジュンに見せた。
ちょっとやめてよ！ジュンになんてことするのって思った一方、
ジュンはどんな子が好きなんだろうって気になって、聞き耳を立てた。
「え〜？…んー。」
顔を少しだけ赤くして、本を見るジュン。
……なんか以外、ジュンもこういうの見るんだ。
「…うーん、真ん中……かなぁ。」
「真ん中〜！？清楚系ですが！？
……ってこれ、ジュンの姉ちゃんに似てね！？」
「に、似てないよ！」
スニョンを軽く肩パンして、ジュンは自分の席に戻っていった。
ジュン、お姉ちゃんいるんだ…でもって、お姉ちゃんみたいな清楚系がタイプなんだ。
……自分はまったく清楚系とは言えないな。
「はぁ…。」
まだ騒がしい教室の中で、自分の溜息だけが零れた。
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名無し26313号(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。ジュンと主人公の反応とかが可愛くて今後の展開が楽しみです！更新頑張ってください。 (2020年3月28日 21時) (
レス) id: 40840743fa (このIDを非表示/違反報告)
モノトーン - とっても面白くて可愛くてこのお話大好きです！！更新応援してますね！ (2020年3月28日 20時) (レス) id: ec5d80a5b4 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 面白いです！今後も更新楽しみにしてます！ (2020年3月27日 19時) (レス) id: 084d5d2c2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2020年3月24日 22時
