強さ�� ページ33
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「…もう、終わったことだしいいんです。
…叩かれる気持ち、本当にわかります。僕も叩かれてたから」
ドンピョは、いつもとは打って変わった口調で僕に話しかける。
…そうだ、最初のX1-MAでセンターに抜擢されたドンピョには、アンチがついていたと聞いたことがある。
「…本当に、ここまで言われる必要あるのかなって何度も思ったんです。
でもそれだけじゃなくて、怖いのは、どんどん自分を否定するようになった。
自分はダメなんだ って何度も思うようになった。
…けど、ヒョン。僕らが目指すものってアイドルじゃないですか。
…なら、アイドルなら、自分はダメだって思った時点で駄目だと思うんです。
アイドルは自分に自信を持つべきです。だって、応援してくれる人たちがいるんだもん。
アンチなんて、蹴っ飛ばしてやる！くらいの勢いでいいんですよ、
…ただ目の前にいるファンを大切にするんです。それだけでいいんです」
ドンピョの目は力強くて。
こんな幼いのに、この子の背負っているものがどれほど重かったのかやっと理解できた。
「…ドンピョの言う通り。どうしてもアンチのこと気にしちゃうかもしれないけど…。
正直気にしてたらキリがないんだよ。
A。アンチじゃなくて僕らを見て？ファンを見て…？」
ウォンジンが僕の手をぎゅっと握りながらそう言う。
二人の言葉のおかげで、心が軽くなった気がした。
…僕は、大切なことを忘れていたみたいだった。
ステージに立ったあの日、僕の名前を懸命に叫んで、スローガンを持ってくれたファンのことを、裏切ってしまうところだった。
アンチに目を向ける時間があるなら、ファンに目を向けるんだ。
「…皆ありがとう。…めっちゃ吹っ切れた！！！」
僕の大きな声に驚くメンバーたちだったけど、すぐさま「その調子だ！」ってガッツポーズをしてく
れた。
「…よっしゃ、Aも元気になったことだし、イポイポチーム、頑張るぞ！」
ジョンモヒョンの言葉に、皆が「おー！」と大きな声で叫ぶ。
本番まで残された日は少ない。
僕が僕であって、楽しむために力を尽くすんだ。
―――強い覚悟は、心を動かす。
僕の手を握ったジヌの手を握り返して、強く前を向いた。
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ao_314(プロフ) - NCTの供給ありがとうございます！！！！！！！！！！ (2023年4月24日 16時) (
レス) @page34 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
じょんも娘 - ヨハンだけ手抜きの下り笑いました (2020年3月19日 16時) (レス) id: ce6d783c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2020年1月30日 21時
