私の旦那は童顔ことベビーフェイス

ベビーフェイス３３ ページ34

Aside





怪｢ぷっ、あはははっ！｣




私が言うとキッドは目を丸くしてから急に大爆笑している。
急に笑うもんだから何ともリアクションしずらい。
てかキッドってこんな感じだった？





怪｢いや〜、面白いな！｣

『何が笑いのツボだったのか私にはさっぱりなんだけど』

怪｢あぁ、悪い！全くキッドに動じない人なんて初めてだったし、青春なんて言われると思わなかったからさ！｣

『そう、なの』






キッドってどんなキャラ？
突っ込んでいいのかわからないんだけど





『これが素？』

怪｢あぁ、そうだな！｣

『全く違うんだね』

怪｢まーな、そうしねぇとバレちまうからよ！あ、この薔薇やるよ｣

『え！いいの？』

怪｢欲しそうな顔してたからな！｣

『嬉しい！ありがとう！』







なんか思ったりいい人だった
キッドって面白いね。笑







ガチャ







勢いよく扉が開いた音がした。
もしかして零帰ってきた？






『キッド、早く行きな？』

怪｢そうだな！旦那さんが帰ってきたみたいだし？また来るぜ！｣

『次会う時はキッドは嫌だな』

怪｢ははっ正直者だな！俺の名前は黒羽快斗だ！｣






また来てくれるんだ
これって本名だよね？
あんなあっさり教えてよかったの？






降｢A！｣

『零っ』






ダダダダッて聞こえたと思ったら汗だくの零がリビングで私の事を呼んだ。
キッドは見せつけるように






怪｢また会いましょう。Aさん？｣






私の手の甲にキスを落として飛び去った。





降｢キッド！！｣





零は飛び去ったキッドに拳銃を向けてる。





『ちょっ！何してるの！？落ち着いて！拳銃しまって！』

降｢落ち着いてなんかいられない！あいつを仕留めるから離せA！｣

『だめ！キッド撃ったら犯罪者になっちゃう！』

降｢あいつが犯罪者だから関係ない！｣







全然落ち着いてくれない！
もうこうなったら一か八か！








降｢！！｣







顔をこちらに向けてからキスをした。

落ち着きさせるにはこれが一番だから


少し経ってたから口を離すと、
案の定落ち着きを取り戻していた。






降｢っすまないA｣

『私の方こそごめんね？心配かけちゃって』

降｢嫌な予感がしたから無我夢中で帰ってきた。無事でよかった｣

『ありがとう』

降｢汗臭いかもしれないが抱き締めてもいいか？｣





なんて言うから私の方から抱き締めた。
優しく抱き締めてくれる零はほんとに大好き

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