時渡り 四 ページ5
条野「良かったですね」
末広「あぁ、本当に」
あの後坂口と三人で異能力の誤作動を起こしてしまったという一般人のいる部屋に話を聞きに行った。
ー遡る事数分前、
坂口「お待たせしました、、、あなたが？」
「はい。いつのまにか異能力が発動している事に気がつきました」
坂口「どういった異能力なんです？」
「対象の人物を過去と現在で入れ替えるという能力なんですが、僕制御ができなくて誰に発動してしまったのかも何年前のその人と入れ替えてしまったのかも分からない状態なんです、、、。」
末広「！！」
条野「成る程、つまり身体と精神が幼くなった訳ではなく、約17年前の彼女自身と時を越え入れ替わっているという事ですか、、、。あぁ、大丈夫です、その人は既に我々が保護しています。歳も割れています」
「そうでしたか、、、！良かった」
末広「どうすれば元に戻るのだ」
「時間経過で解除されます。発動してからおよそ24時間です」
で、現在に至る。ー
条野「、、、ですが、重大な問題が残りましたね」
末広「、、、。」
ガチャ、、、
福地「おぉ、戻ったか！どうだった？」
条野「先生は明日の昼あたりに元に戻ります」
大倉「、、、。」
入ってきた二人には目もくれず遊び疲れてソファーで寝てしまったAを写真に収めていた大倉が真剣な表情で条野を見上げる。
大倉「”昼″あたり、、、のぅ？」
条野「えぇ。”昼″あたりです」
”昼あたりに元に戻る”
と言う事は夜を跨ぐ。
Aは一人暮らしの為家に帰っても家族はいない。
つまり、、、
”今晩誰の家に泊まるか”という問題が生じる。
戦いの火蓋は切って落とされた。
条野「では、掃除も料理も完璧な私が適任ですね」
大倉「この様に幼いAを一人で風呂に入れるのは危険じゃ！故に同性の儂の家に泊める！」
末広「俺は何からもAを守れる。俺が預かろう」
ここまで幼いAを知る者はこの中にはいない。
明日には元に戻るのだから今だけでも幼いAと一緒にいようと、己が家に泊める為必死に自己PRをする。
わーきゃーと連中が騒いでいる中、取り残された福地はというと。
福地「、、、福沢に連絡すれば良いじゃん、、、。」
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壽(プロフ) - 糸繰 紅さん» ご指摘ありがとうございます、全く気付かなかったので本当に助かりました！また何かあれば教えていただけると嬉しいです！ (2023年2月22日 17時) (
レス) id: 46bda72861 (このIDを非表示/違反報告)
糸繰 紅(プロフ) - あの、オ/ リ/ フ/ ラ 立ってますよ.ᐟ.ᐟ違反報告の対象、低評価の原因なのでお早めの対処を〜.ᐟ外したらこのリプ消していただいて大丈夫です.ᐟ (2023年2月21日 18時) (レス) id: 2287d5e260 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壽 | 作成日時：2023年2月12日 17時
