時渡り 三 ページ4
コツコツ、
末広と条野は異能特務課の異能力者リストを閲覧する為坂口安吾の執務室に続く廊下を歩いていた。
条野「しかし流石と言うべきか、幼くなっても佐倉先生は佐倉先生ですね」
末広「己が身より弟の安否を心配する、とても先生らしい」
条野「元よりあの状況では可能性は限りなく低かったですが、恐らく別人という線も消えましたね」
末広「あぁ、一緒にいれば分かる」
条野「、、、まぁとにかく早く元に戻す方法を見つけましょう」
コンコンコン
目的地に到着した二人は執務室の主人に来訪を伝える様にノックをする。
坂口「はい」
条野「特殊制圧作戦群甲部隊です。異能力者リストの閲覧許可をいただきに参りました」
坂口「あぁ、話は聞いてますよ。どうぞ」
末広「失礼」
執務室に入れてもらい棚を漁る。
異能力者リストといっても一冊にまとめてある訳ではない。
危険度別に分かれていたり、秘匿性のあるものはそもそもここに置いていなかったりと、異能力もはっきりと分かっていないまま探すのは中々骨が折れる作業である。
しかしそれでもやらねばならない。
大好きな友人の為に。
愛する人の為に。
坂口「、、、。」
数時間後
コンコンコン、
坂口「はい」
「失礼します、一般人が異能力の誤作動を起こしてしまったと駆け込んできたのですが、」
「「！」」
坂口「分かりました、そちらに向かいます」
「ではその様に。失礼します」
バタン、、、
末広「我々も同行させて下さい」
さっきまでリストを漁っていた末広が坂口に向き直る。
坂口「それは構いませんが、まだ決まった訳ではありませんよ」
条野「えぇ、分かっています。ですが可能性が少しでもあるならばそれを追わずにはいられません」
坂口「分かりました。着いてきて下さい」
三人はその駆け込んできたという異能力者が通された部屋へ足を向けた。
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壽(プロフ) - 糸繰 紅さん» ご指摘ありがとうございます、全く気付かなかったので本当に助かりました！また何かあれば教えていただけると嬉しいです！ (2023年2月22日 17時) (
レス) id: 46bda72861 (このIDを非表示/違反報告)
糸繰 紅(プロフ) - あの、オ/ リ/ フ/ ラ 立ってますよ.ᐟ.ᐟ違反報告の対象、低評価の原因なのでお早めの対処を〜.ᐟ外したらこのリプ消していただいて大丈夫です.ᐟ (2023年2月21日 18時) (レス) id: 2287d5e260 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壽 | 作成日時：2023年2月12日 17時
