お見合い 二 ページ21
猟犬会議室
福地「聞いたか？今度の日曜にAが軍事会社の御曹司と見合いをするらしいぞ！」
末広「？！」
条野「何ですって、、、？」
福地がいち早く情報を入手し共有する。
言っても治らないにも関わらず会議中ですよと関係無い話題が出る度毎回律儀に注意をする条野ですら今回は話に食い付いた。
詳細を早く言えと二つの双眼が福地を刺す。
福地「まぁ落ち着け。ちゃんと聞いてきたぞ！なんでも相手方の強い希望で、、、」
福地は見合いを設けるに至った経緯から場所や時間等、当日のスケジュールまで詳しく話した。
末広「、、、成る程。では奴より先に到着する必要があるな」
条野「標的の情報も欲しいですね、、、隊長、資料はありませんか」
大倉「、、、おい、待て下郎供」
末広達が見合いの作戦会議をしていると今まで黙って話を聞いていた大倉が口を開く。
その表情はいつになく真剣だった。
大倉「もしAがその男との見合いを、結婚を望んでいたとしたらどうする。、、、鐵腸、お前はAの幸せのチャンスを奪うのか？」
末広が大倉に向き直りはっきりとした口調で答えた。
末広「俺が幸せにします」
大倉「、、、ふっ。期待しておるぞ、」
末広「はい」
条野「、、、さて、副長の許しも出た所で会議を再開しますか」
条野の掛け声で全員の目つきが切り替わった。
いつの間にか誰が出したのか、当日見合いが行われる予定の店の資料が机いっぱいに広がっていた。
条野「建物の構造上この部屋が一番日当たりも良く、値段も高い。会場は恐らくここで間違いないでしょう」
大倉「ふむ、では当日の担当の料理人と仲居を調べるか」
末広「見合いを設けた者に予約内容の話を聞きに行った方が良いのでは？」
条野「それでは我々の計画が露見してしまう可能性があります。ですのでここは、、、」
話し合いは翌日の朝まで続いた。
この日、会議開始から終了まで本題である任務の会議内容については誰も一言も話さなかったが、(というか話題にすらならなかった)今までで一番充実した打ち合わせであったと後に福地は語る。
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壽(プロフ) - 糸繰 紅さん» ご指摘ありがとうございます、全く気付かなかったので本当に助かりました！また何かあれば教えていただけると嬉しいです！ (2023年2月22日 17時) (
レス) id: 46bda72861 (このIDを非表示/違反報告)
糸繰 紅(プロフ) - あの、オ/ リ/ フ/ ラ 立ってますよ.ᐟ.ᐟ違反報告の対象、低評価の原因なのでお早めの対処を〜.ᐟ外したらこのリプ消していただいて大丈夫です.ᐟ (2023年2月21日 18時) (レス) id: 2287d5e260 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壽 | 作成日時：2023年2月12日 17時
