時渡り 二 ページ3
条野「さて、これからの話ですが、、、隊長達にもこの事を知らせるべきだと思います」
ある程度みんな落ち着いたので今後の話を切り出す。
が、
末広「俺も同意見だ」
条野「では連絡してここまで来てもらいましょう」
携帯を操作し福地と大倉に事情を伝え、協力を要請する。
末広「、、、待て条野、いつまでAを抱いている」
少し状況が落ち着いた事で冷静になり、末広は漸く条野が会議室に来てからずっとAを抱き締めている事に気が付いた。
条野「時間が許す限りずっと」
末広「駄目だ、順番だ」
条野「今は緊急事態です、そんな事は関係ありません。私の方が適任である以上、私がAさんを抱えて然るべきです」
末広「誰も条野が適任とは言っていない」
条野「ではどちらが良いかAさんに決めてもr」
その時、Aが条野の軍服の裾をきゅっと握り、見上げた。
条野「！」
A「けんかはやめて。なかよくしよ？」
Aの言葉で二人はヒートアップしていた事に気がつく。
条野「すみません、少し大人気なかったですね」
末広「俺も、すまなかった。嫌な思いをさせたな」
A「うん、なかよしがすき」
会議室にふわふわとした空気が流れる。
ガチャ
大倉「おぉ、本当に小さくなっておるのぉ」
福地「儂と初めて会った時より幼いな！」
連絡を受けた福地と大倉が部屋に入ってきた。
姿を確認した福地は条野の膝からAを抱き上げ、一緒に遊びだす。
大倉「誰の異能力かは分かっておるのか？」
条野「いえ、まだ。何しろ急な事でしたので」
大倉「、、、うむ！条野、鐵腸。お前達調べて来い！」
「「！！」」
大倉「なぁに心配するな、儂と隊長と二人でAの面倒をみる！」
福地「おぉ！それは良いな！」
条野「しかし第一発見者は私達です」
末広「我々が世話をするのが道理かと」
条野と末広はたまったもんじゃないと抗議するが、
大倉「なんじゃ、口答えか？」
「「、、、。」」
女王には敵わない、、、。
福地「では何か分かったら知らせてくれ」
条野「はぁ、分かりました」
末広「了解」
二人は後ろ髪引かれる思いで会議室を後にした。
条野「というか、どさくさに紛れて佐倉先生を名前呼びしてしまいましたね」
末広「あぁ。今はこんな形でしか名前を呼べないが、いずれ必ず、、、」
条野「そんな日くるんですかね」
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壽(プロフ) - 糸繰 紅さん» ご指摘ありがとうございます、全く気付かなかったので本当に助かりました！また何かあれば教えていただけると嬉しいです！ (2023年2月22日 17時) (
レス) id: 46bda72861 (このIDを非表示/違反報告)
糸繰 紅(プロフ) - あの、オ/ リ/ フ/ ラ 立ってますよ.ᐟ.ᐟ違反報告の対象、低評価の原因なのでお早めの対処を〜.ᐟ外したらこのリプ消していただいて大丈夫です.ᐟ (2023年2月21日 18時) (レス) id: 2287d5e260 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壽 | 作成日時：2023年2月12日 17時
