入れ替わり 後日談 ページ18
Aが入れ替わっていた話は当然条野にも伝わった。
条野も末広を名前呼びしたりやけに心拍が一定だったりとあの日のAには違和感を感じていたらしくすんなり話を受け入れ、それについてを末広と仕事の合間に話していた。
条野「それにしても、あなた鈍いのによく気付きましたね。いつから分かってたんですか？あの佐倉先生が偽物だと」
末広「疑問を持ったのは最初に会話した時だ。佐倉先生は医務室を空けてまでプライベートを優先しないからな」
条野「確信を得たのは？」
末広「、、、笑った時だ。」
条野「、、、。」
末広「姿形は同じだが、笑顔が全く違っていた」
Aを知る者百人に聞いたとしても、太宰の作り笑顔を見抜ける者はいないだろう。
だが、それでも末広は気付いた。
Aを本気で愛しているから。
条野「、、、まぁ他にも普段の先生を知る者であれば疑問に感じる点は多々ありましたね」
末広「あぁ」
条野「付き添いは必ず断りますし、鐵腸さんの事名前で呼びませんし」
末広「言葉遣いも時々」
あげ始めると結構あるなと二人して感じていた時、ふと条野が何かを思い出した様に末広を見る。
条野「、、、そういえば、偽物であると確信しているにも関わらず恋人のふりをしてかまを掛けたのは何故です？」
末広「俺と佐倉先生の関係を知る者ならば、まず引っかからない。あれに引っ掛かるということは偽物は軍の関係者ではないという事。そうなると犯罪の線が濃厚になる」
条野「、、、普段もそれ位考えて行動して下さいよ、」
条野(まぁ無理でしょうけど、)
末広が頭を使うのはAに関する時だけだ。
まぁ、任務の時は自分の代わりに条野が作戦等を考えてくれるからというのもあるが。
勿論普段の任務も無辜なる民を守る為全力であたっているが、Aの事となるとその比ではない。
Aが笑顔で日々を過ごせる為ならば、己の持てるもの全てを駆使して障害を取り払うだろう。
仮にそれが、世間からは批判される様な方法であったとしても。
条野(そんな事態にはならない事を祈りますが、、、万が一そうなったとしても、私は佐倉先生の幸せを願いますよ)
条野は職業上難しい事だとは分かっていつつも今の日々が続いて欲しいと思った。
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壽(プロフ) - 糸繰 紅さん» ご指摘ありがとうございます、全く気付かなかったので本当に助かりました！また何かあれば教えていただけると嬉しいです！ (2023年2月22日 17時) (
レス) id: 46bda72861 (このIDを非表示/違反報告)
糸繰 紅(プロフ) - あの、オ/ リ/ フ/ ラ 立ってますよ.ᐟ.ᐟ違反報告の対象、低評価の原因なのでお早めの対処を〜.ᐟ外したらこのリプ消していただいて大丈夫です.ᐟ (2023年2月21日 18時) (レス) id: 2287d5e260 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壽 | 作成日時：2023年2月12日 17時
