人生の出会い、運命の交わり

荒治療 ページ5

末広side

末広(恋煩い、、、。)


″恋煩い”
この言葉が頭を支配して離れない。


条野との会話以降、自分が今まで何をしていたのか思い出せない。
数刻前、仕事にならないと条野に会議室を追い出され、何をするでもなく軍本部を徘徊する。


末広「はぁ、」



「佐倉先生、ずっと前から好きでした！付き合って下さい、、、！」


末広「！！」

ぼんやりしていた頭に突如飛び込んで来た台詞。
自分の顔が強張るのが分かる。
思わず足を止め、壁の影に身を隠した。


A「えっと、」

「返事は今すぐにとは言いません、いつでも大丈夫です。でも考えておいて下さい！では失礼します」


頭を鈍器で思い切り殴られた様な感覚。
俺はその場から動けなかった。


佐倉先生は何故直ぐに断らなかったんだ？
好きではないにしろ、少し気があったのではないだろうか？
もし先の告白を佐倉先生が承諾したら、、、
このまま二人が恋人になったら、、、


胸が苦しい。

呼吸が上手くできない。



俺は、、、どうすれば、、、！！

悪夢→←そろそろ気付けぇ！！

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