22 呆然 ページ23
突然の美少女の登場に呆然とする1-A。
突如現れ、あっという間に消えた扉を見て口をポカンと開けていた。
はっと、我に返った女子組はお互い顔を見合うと、ニヤリと笑い、追いかけるように扉から出て行く。
その後数人の男子もついて行くように出て行った。
女子組＿＿＿＿＿
先程出て行ったばかりの三人を思い出し、ニマニマ笑う女子達。
イケメン二人に美少女一人。
「「三角関係…」」
どうやら思う事は同じらしく、声が被った。
もう一度お互い顔を見合わせ、楽しそうに笑う。
「絶対好きだ、あの二人」
芦戸は二人の驚いた顔を思い出しながら、これは恋バナに結びつきそうだぞ、とニマニマしている。
女子達は恋愛漫画を読むような顔をして食堂に向かっていた。
勿論、あの美少女の事を質問攻めする為だ。
蛙水はふと、あの美少女の顔を思い出した。
明るい茶髪は肩まで伸びていた。瞳には何処か冷徹な鋭さがあり、雰囲気が大人らしい。
あの瞳は、睨まれると動けなくなりそうな程力強い。
そういえば、白衣を羽織っていわ。
白衣？ならあの子はさっき話していた清原Aちゃんではないかしら？
そんな考えが蛙水の頭の中をぐるぐる回る。
医者だと言っていた、でも雰囲気は大人らしくても、まだ私達と同い年ぐらいに見えた。
蛙水は迷った末、皆に考えを話した。
皆真剣に聞き、話し終わった後、唸り始める。
「きっとその推理は合ってると思いますわ」
「じゃあ、何で学校に通わないんだろう…」
うーんと頭を抱える女子達は、自分の頭を回転させ、必死に考える。
ふと、耳郎が零した。
「医者になれる程…頭がいいから？」
一瞬の沈黙。
「そっか、医者だもんね、頭がいいはずだ」
納得したように頷く女子。
「でも未成年で働くなんて、できるの？」
再びの沈黙、今回は短かった。
「謎が一つ消えて一つ増えた…」
「…これはもう本人に聞きましょう」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 441人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜(プロフ) - 続きが速く読みたいです。 (2020年8月21日 16時) (
レス) id: f12f1a44ac (このIDを非表示/違反報告)
Ainyami(プロフ) - 鶴来 アリスさん» コメントありがとうございます。私も少ないかなぁ、なんて思いつつ書いてしまったので申し訳ないです。必要だったら書き換えます。どのくらいか、コメントして頂けると助かります。失礼しました。 (2019年10月30日 6時) (レス) id: af6958aa41 (このIDを非表示/違反報告)
鶴来 アリス(プロフ) - すみません、夢主って前世は成人してたんですよね？だとしたら預けてたお金2000万じゃ少ない気が…。いや私も相場が分からないのでどれくらいとか言えないんですけど…。。。 (2019年10月29日 15時) (レス) id: aa3614dbb5 (このIDを非表示/違反報告)
Ainyami(プロフ) - ヘルプからお問い合わせにいってもらって、アップロードについてから出来ると思います。試してみてください。描いてもらったので、できれば見たいという私の想いがあるのでお願いします。 (2019年8月20日 14時) (レス) id: c6187a3341 (このIDを非表示/違反報告)
酸素無駄遣い装置 - Ainyamiさん» すみません、イラストは出来上がっているのですが、イラログに投稿できなくて……URL化出来ないんです。ログインしないとこれ以上は投稿できないらしいです。すみません。 (2019年8月20日 12時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ainyami | 作成日時：2019年5月13日 20時
