君の3 ページ6
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『えっと…どれを受け取れば…?』
目の前に差し出された、紙袋と紙袋、それに加えて紙袋。
どれを受け取ればいいのか分からずに聞き返せば、ダメ押しとばかりにずいと押し付けられた。
『まさか、無いとは思うんだけれど…全部?』
「…どれが良いか決められなかったんだよ」
そのまさかだと言いながら、ぐいぐいと袋を押し付けられる。
選ぶうちにあれもこれも、と買っていったら物凄い量になってしまったと言う彼に思わず笑みが零れた。
なんだ、自分で自分に嫉妬していたのか。
なんだか妙にほっとしてしまって息をついた。
どうしかしたのかと言う彼に首を振って答える。
1人では食べきれないから一緒に食べようと言って手を引いた。
さも当たり前のように、自然に手を繋ぎ直す彼に鼓動が高まるのが分かる。
ちらりと見上げれば、赤く染まった耳が見えた。
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m__rr(プロフ) - お返事ありがとうございます( ´ω`*)! もしよろしければ、宿儺で書いていただきたいです..! (2021年3月16日 13時) (レス) id: 87fa9eda41 (このIDを非表示/違反報告)
花央(プロフ) - m__rrさん» わー!ありがとうございます…!勿論大丈夫です…! (2021年3月15日 11時) (レス) id: 2b70089d86 (このIDを非表示/違反報告)
m__rr(プロフ) - はじめまして!いつも楽しく拝見しています(_ _*)) 突然ですが、キャラリクエストよろしいでしょうか…? (2021年3月14日 23時) (レス) id: cbad7118e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花央 | 作成日時:2021年3月6日 21時