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『……。』
帰り道の途中にある、いつもの公園を横目に見る。
あれから2週間が経った。
毎日そそくさと通り過ぎていたが、ふと中の様子が気になってしまう。
素通りするかどうするか迷って、恐る恐る足を踏み入れ中の様子を伺った。
真っ白なふわふわがゆらりと揺れると、こちらを振り返った。
びくりと肩を揺らし、慌てて看板の影に隠れる。
音を立てずにそっと見ただけなのにどうして気がついたのだろう。
しゃがみこんで膝を抱えて隠れていれば、途端に影が落ちる。
そろそろと顔を上げれば、予想通りそこに立っていたのはさとるくんだった。
「…何やってんだよ」
仁王立ちしたさとるくんがむんず、と私の腕を掴む。
そのままがっしりと腕を掴まれ、ずるずると公園まで引き摺られたのだった。
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花央(プロフ) - la19さん» ありがとうございます…!読みにくくなっていないか心配だったのでそう言っていただけると安心します…ありがとうございます! (2021年3月16日 9時) (レス) id: 2b70089d86 (このIDを非表示/違反報告)
la19(プロフ) - とても読みやすくて面白いです!お気に入りと作者登録させて頂きました(^^)更新楽しみにしてます! (2021年3月16日 8時) (レス) id: facfd92d2d (このIDを非表示/違反報告)
花央(プロフ) - はぁぶ。さん» わー!ありがとうございます…!更新頑張ります! (2021年2月21日 19時) (レス) id: 2b70089d86 (このIDを非表示/違反報告)
はぁぶ。 - (#^.^#)<(読んでいて、とても楽しいです!頑張ってください!) (2021年2月21日 19時) (レス) id: 07f592de9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花央 | 作成日時:2021年2月21日 16時