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「オレ様……ジャック達の言葉で目を覚ましたんだゾ。実力で勝負すればいい！つまり……アズールから実力行使で契約書を奪って破り捨てれば無効になるんだゾ！」
『……はい？』
「はっ！言われてみれば……」
「得意魔法がないとはいえこっちには人数がいるんだ！やっちまえ！」
うおおお、と野太い声を出しながらアズールに襲いかかる。反射的に彼を守ろうとボールを構えるも全員返り討ちに遭っていた
アズールの他にジェイド、フロイドと呼ばれた青年。見た目が凄く似ている。
魔法士では無いのでよく分からないが……恐らく彼らも相当強い魔法を使えるのだろう
「どいつもこいつも弱ッ。絞めがいがねーなぁ〜」
「まるで無力な稚魚の群れですね」
力尽きたのか、息を切らしながら地に突っ伏すエース達。対し相手陣営は無傷である。それどころかまだ余裕そうで、床に転がる生徒達を見て嘲笑う
「アズールってヤツどんだけ色んな魔法が使えるんだよ！？反則じゃん！！」
『あの人が持ってる金色の契約書が、攻撃を弾き返したみたいね』
「くそっ、日頃自分がどれだけ得意魔法に頼ってたか分かるな……」
今そこを反省してる場合じゃないだろう。デュースはどこまでも硬いな
ふと、アズールと視線がかち合う。嘘くさい笑みを貼り付けたまま今度は私の方へと向き直る……本音を言えば、彼みたいな腹黒いタイプは少し苦手だったりする。互いに探り合うので言葉一つ一つに気を遣うからだ
「あなたはどうです？監督生さん。お得意の召喚魔法で勝負しませんか？」
『………遠慮します。私のは、無闇に人を攻撃していいものでは無いし…何より、今は貴方と戦う理由がない』
グリム達を見捨てる訳ではない。ただ、相手の情報が何一つ分からないまま勝負を仕掛けるのは……あまりにリスクが高いのだ
「(やはり冷静。一筋縄ではいかないか…)
皆さんはこの『黄金の契約書』にサインをした。正式な契約は何人たりとも破棄できない。どんな魔法を使おうが、この契約書に傷一つ付けることはできませんよ。フフフ…
頭にイソギンチャクが生えている限り君達は僕の命令に従わざるを得ない。
まずはこのラウンジの清掃をしてもらいましょうか。次に食材の仕込みを。さぁ、立ち上がってキリキリ働きなさい！」
彼の掛け声に反応するかのようにイソギンチャクが揺れる。立ち上がっては厨房の方へと足を動かすが、嫌だと泣き叫ぶ生徒もちらほら見えた
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YUK - 続きをください！お願いします！ (2023年3月7日 21時) (
レス) @page10 id: fac0ef6972 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 面白いです、続き読みたいです！ (2022年8月24日 22時) (レス) id: cbd5b1c587 (このIDを非表示/違反報告)
つーちゃん - なんというか凄く1話1話の繋げ方が神です(語彙力)。無理なさらず続きを恵んで下さると嬉しいです (2022年2月27日 20時) (レス) @page9 id: c0e90f1bf3 (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - 続きをお恵みください！お願いします！ (2022年2月16日 14時) (レス) id: 590b5b1374 (このIDを非表示/違反報告)
飴玉くん - 小説とても面白いです!投稿頑張ってください! (2021年10月4日 20時) (レス) @page9 id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2021年6月13日 21時
