先生たちにしばられるな！【実話】

42.そうだ、仕事しよう。 ページ2

いやー、当日ですよ。
長かったけど、もう当日。
生徒会は7:40集合である。
生徒会室には、誰もいなかった。
やった！一番乗り。
やること...やること。
あったわ。

そうだ、ペットボトルキャップ回収箱の設置に行こう。

バザー会場の教室は3階と4階。
まず3階の教室に設置に行こうとして、3年1組の教室の前を通ったら...

「花凛！おはよ！」
「京ちゃん！ソフトバンクも。早くない？？」
「1組まだ完成してないんだよね〜」
「1つ聞いて良い？...学祭いつだっけ？」
「今日！」
「ヤバくないか君たち？」
「大丈夫！多分！花凛はどうしたの？」
「回収箱の設置ね。ちょっくら仕事してきまさァ」
「あとで生徒会行くからねー！」

京ちゃんと別れ、バザー会場の教室に入った。
WAO。先越された。
...PTAが作った、ペットボトルキャップの回収箱が設置されてた。

「京ちゃんんんん！」
「花凛どうした？」

PTAのがもう設置されてたと伝えると、良いんじゃない？生徒会のも置いちゃえ！と言われました。流石、風の吹くままに行動の京ちゃん。
結局、全部に置いて生徒会室に戻りました。

「あ、悠大とソフトバンクじゃん。おはよ」
「おはよー」
「副会長もう直ぐで来るよ」

「先輩！おはようございます！」
「池ちゃん！おはよ！吹部大丈夫なの？」
「あ、もう準備終わりました！」

「おはようございます〜」
「まーちゃんのハチマキこれ。リハやってないけど出来るよね？」

私に代わって、ヤクルトがまーちゃんの応対をしてくれた。
でも、学校祭当日。いつまでもギスギスなんてしてられない。

「まーちゃん、ハチマキ変になってる。ちょっとおいで！」

由梨の一件もあったので、大人な対応が出来た。

「っしゃあ！みんな、練習するぞ！」

そして、狭い狭い生徒会室で、9人で練習を始めた。

＊

「え、ヤクルト踊れてなくない？」
「気のせいだ気のせい。Bメロわかんない。教えて」
「あれ、学校祭今日だよね？」

43.山よりも高く、海よりも深い→←注意事項など。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す