42. 専務を脅迫？ ページ42
会社に戻ると、そのまま専務室へ直行した。
ノックして入ると専務がいらっしゃった。
そして専務の秘書の林田さんも。
私を見るなり駆け寄ってきて
林田「Aちゃん、待ってたわよ。一緒に仕事ができるって聞いて嬉しいわ」
満面の笑みで迎えてくれる林田さん。
胸が痛む。
本当は私だって林田さんと仕事ができれば、心強いし嬉しい。
だけど・・・
A「林田さん、ありがとうございます。専務、ちょっとお話があります」
そう言うと、
林田「じゃ、私は席を外してるわね。Aちゃん、後でね」
A「はい、すみません」
深々と頭を下げた。
林田さんが部屋から出たのを確認すると、
ユノ専務「もう常務室の片づけは終わったのかね？」
A「いえ、まだです。その前に常務の居場所を教えてください」
ユノ専務「それはさっき知らないと言っただろう」
そう答えるだろうということは初めから分かっている。
A「知っているけれど教えるなと常務に言われたんですか？」
ユノ専務「えっ？」
その顔は図星ね。
A「では、何故常務は辞めなければならなかったのか、理由を教えてください。私は常務の秘書なんです。上司の辞めた理由も知らないなんて、秘書として恥ずかしいです！このまま知らずにのほほんと秘書を続けることはできません！」
ユノ専務「それは・・・」
Aの気迫にタジタジになるユノ専務。
A「太田商事ですか？太田商事のお嬢様が関係してるんですか？」
ユノ専務「君、太田商事の娘を知っているのかね？」
A「はい、一度お見かけしたことはあります」
ユノ専務「そうか、だが、今回のことは内密に処理されている。君が知ったところでどうにもならないよ」
A「そうですか、分かりました」
ユノ専務「うん」
ホッとしたような顔。
A「教えていただけないなら、社長に聞いてきます」
部屋を出ようとすると、慌てて
ユノ専務「はっ？ちょ、ちょっと待て」
A「専務が教えてくださらないなら、社長に聞くしかないじゃないですか」
ユノ専務「君、僕を脅してるのか？」
A「脅しだなんて滅相もないです。教えていただければ、社長にわざわざお聞きすることもないですから」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1595人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイラ(プロフ) - お疲れ様でした。久しぶりなので 最初から読み返します！楽しみ＼(^o^)／ (2019年9月19日 1時) (
レス) id: 91caf3041c (このIDを非表示/違反報告)
マミン(プロフ) - またシム家の仲間たちの続編見たいなーって何年たっても思います^_^ (2018年11月27日 22時) (レス) id: 0cd15f1a61 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - えー！ ちゃみゆうさんだったのですか！（今頃 (^◇^;) ）本当に嬉しい驚きです。最近、ずっとそばに…を読み返していたところだったので、本当にびっくり。私の癒しです。今回も、本当に最高でした。 (2018年10月1日 23時) (レス) id: e8772f8a7c (このIDを非表示/違反報告)
makimaki(プロフ) - ゆうさん» またまた読み返して来ちゃいました(^^♪常務チャンミン最高だったぁ(((^-^)))再度！ありがとうございましたぁ(^O^) (2018年9月23日 23時) (レス) id: 15860040e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - makimakiさん» 楽しんでくれましたか。良かった！ありがとうございました！ (2018年9月23日 16時) (レス) id: 9fc478c7b0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2018年1月9日 23時
