43. 本当の理由 ページ43
専務は大きなため息を吐いて、
ユノ専務「君は大人しいのかと思っていたが、意外と逞しいんだね」
やれやれという顔をしている。
A「あの常務の下で働けば逞しくもなります」
ユノ専務「聞いてどうする？もう常務はいないんだぞ」
A「探します」
ユノ専務「どこにいるのかも分からないのに探すのか？」
A「はい」
ユノ専務「無茶だ。どうやって探すつもりだ？」
A「コネを使いまくります」
今まで、ただ黙って常務にくっついてきた訳じゃない。
色々な所に同行しては、私なりのコネを作ってきた。
ユノ専務「はぁ・・・」
専務は参ったと言わんばかりに頭を振った。
ユノ専務「居場所は本当に知らないんだ。教えてくれなかった。ただ韓国に行ったことだけは知っている」
A「韓国？！そんな所へ？」
ユノ専務「ああ、僕も止めたんだが、向こうで一からやり直すと・・・」
韓国・・・
そんな・・・
日本のどこかにいると思ったのに。
急に遠く感じた。
A「それで辞めた理由は？」
ユノ専務「言わなきゃ社長室へ行くんだろ？」
A「もちろんです」
ユノ専務「はぁ・・・」
またため息をついた。
ユノ専務「他言無用だ」
A「はい」
専務は淡々と話してくれた。
やはり、太田商事の娘、由美さんが関係していた。
常務の手紙に、女を利用してきたが、最後に女に復讐されたって書いてあった。
常務は、太田商事を買収しようとして、由美さんを利用した。
太田商事の社長も、常務を娘婿にしようと企んでいた。
しかし、常務は由美さんを利用することをやめた。
始めから色恋の感情など持ち合わせていなかった。
しかし由美さんの方は違った。
由美さんは、社長に常務のあることないことふれまわった。
怒り心頭の社長は、うちの会社を潰しにかかった。
常務は、自分の資産全てを投げうって、会社を守った。
そこまでは淡々と話していたのに、急に苦し気な顔になった専務。
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アイラ(プロフ) - お疲れ様でした。久しぶりなので 最初から読み返します！楽しみ＼(^o^)／ (2019年9月19日 1時) (
レス) id: 91caf3041c (このIDを非表示/違反報告)
マミン(プロフ) - またシム家の仲間たちの続編見たいなーって何年たっても思います^_^ (2018年11月27日 22時) (レス) id: 0cd15f1a61 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - えー！ ちゃみゆうさんだったのですか！（今頃 (^◇^;) ）本当に嬉しい驚きです。最近、ずっとそばに…を読み返していたところだったので、本当にびっくり。私の癒しです。今回も、本当に最高でした。 (2018年10月1日 23時) (レス) id: e8772f8a7c (このIDを非表示/違反報告)
makimaki(プロフ) - ゆうさん» またまた読み返して来ちゃいました(^^♪常務チャンミン最高だったぁ(((^-^)))再度！ありがとうございましたぁ(^O^) (2018年9月23日 23時) (レス) id: 15860040e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - makimakiさん» 楽しんでくれましたか。良かった！ありがとうございました！ (2018年9月23日 16時) (レス) id: 9fc478c7b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2018年1月9日 23時
