33. カードキーを使って ページ33
言わなきゃよかった。
ああ、Aのバカ！
A「すみませんっ！今の忘れてください！ごめんなさい！」
シム常務「何で忘れなきゃならないんだ？」
A「えっ？だって、黙ってるから、嫌ですよね？こんな重い女・・・」
シム常務「いや、そんなこと言われたのは初めてだったから面食らっただけだ」
A「は、初めて？」
シム常務「ああ、俺は家には女を入れたこともないからな」
A「うそ」
シム常務「嘘？聞き捨てならないな。俺は嘘は言わん」
A「でも、色んな女の人が・・・」
今までの常務の女の人を思い出しただけで苦しくなる。
シム常務「誰も家に入れたことはない。お前が初めてだ」
A「私が？」
シム常務「家で飯を作って待ってくれるなんて可愛い女はAだけだ」
A「じゃ、作って待ってます」
シム常務「ああ、後でな」
電話を切った。
嬉しい。
私が初めて・・・
常務の家に入るのも料理を作って待つのも私が初めて・・・
心が躍った。
はやる心を押さえながら、会社を出た。
常務のカードキーを使って部屋に入った。
嬉しいような、緊張するような・・・
こういうのが恋人になったんだと実感できる事柄の1つ。
すぐに食事の準備に取り掛かる。
後は、常務が帰ってきてから温めて出すだけという所に、玄関が開く音がした。
帰ってきた！
嬉しくて、玄関までパタパタと走っていく。
A「お帰りなさい。お疲れ様でした」
えっ？って顔をしたから、
あっ！いい気になって女房気どりしちゃったかも。
まずい！！
・・・と、思ったら
シム常務「犬みたいだな、お前は・・・だが、迎えてくれる人がいるっていうのは悪くないな」
ふっと笑った顔が少し疲れてみえた。
A「今すぐにご飯できますから、着替えてきてくださいね」
再びキッチンに向かうと、後ろからふいに抱きしめられた。
A「じょ、常務？！」
シム常務「２人の時は名前で呼ぶんだろ？」
A「チャ、チャンミン///」
恥ずかしくて耳まで赤くなるのが自分でも分かる。
ギュッと抱きしめられて、常務の香りに包まれて安心する。
すると、後ろから同じように
シム常務「この匂い安心するな」
A「えっ？」
頭だけ後ろを向くと、キスをされた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1595人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイラ(プロフ) - お疲れ様でした。久しぶりなので 最初から読み返します！楽しみ＼(^o^)／ (2019年9月19日 1時) (
レス) id: 91caf3041c (このIDを非表示/違反報告)
マミン(プロフ) - またシム家の仲間たちの続編見たいなーって何年たっても思います^_^ (2018年11月27日 22時) (レス) id: 0cd15f1a61 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - えー！ ちゃみゆうさんだったのですか！（今頃 (^◇^;) ）本当に嬉しい驚きです。最近、ずっとそばに…を読み返していたところだったので、本当にびっくり。私の癒しです。今回も、本当に最高でした。 (2018年10月1日 23時) (レス) id: e8772f8a7c (このIDを非表示/違反報告)
makimaki(プロフ) - ゆうさん» またまた読み返して来ちゃいました(^^♪常務チャンミン最高だったぁ(((^-^)))再度！ありがとうございましたぁ(^O^) (2018年9月23日 23時) (レス) id: 15860040e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - makimakiさん» 楽しんでくれましたか。良かった！ありがとうございました！ (2018年9月23日 16時) (レス) id: 9fc478c7b0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2018年1月9日 23時
