王女の男 −JK− 第二章

我慢出来ない　(JK) ページ22

チェ内官は人気のない場所で立ち止まった



「チェ内官…Aは…？」


チェ内官「翁主様は王妃様の元においでです」


「王妃様…？」


チェ内官「翁主様と共にここに向かうため王宮を出ようとしていた際王妃様と公主様に捕まり…
王妃様が翁主様を連れて行かれてしまったのです
それでこのような事に…
本当に申し訳ございません」


「王妃様がAを…？」


チェ内官「はい…
連れ去った理由までは分かりませんが直ぐに世子様に連絡致しましたので既に動いてくださっていると思います
だからご心配には及びません」



そうは言われても心配で堪らない


我慢出来るはずない
だけどそもそも我慢するつもりなんてないんだ



「直ぐに王宮に戻ります！」


チェ内官「え…？」


「日本での仕事は明後日なので明日中に日本に入れば問題ありません
元々今日と明日はオフだし…」


チェ内官「もしや翁主様との時間を作られるために早めに日本に…？」


「はい」


チェ内官「でもユン様がお許しになりますか…？」


「大丈夫です
王命だと話せば反対は出来ないはずのなので…」


チェ内官「そうでございますね…」


「チェ内官はこのまま公主様と日本に入って下さい」


チェ内官「分かりました
今すぐに迎えを呼びますので少々お待ちください」



チェ内官は王宮に連絡してくれて…
チョン内官が迎えに来てくれる事になった


ラウンジに戻りユンさんとヒョンたちに協力者となってもらって…
急な仕事のため日本入りを明日に延期すると公主様に告げた



公主「それならば私も日本行きは明日にする」


「いえ…公主様は先に日本へ…
どうせ今日は仕事で王宮には戻れませんから…
仕事が終わり次第急いで公主様の元へ向かいます」


公主「そうか…
それならばそうしよう
出来るだけ早く来てくれ」


「はい…」



搭乗開始時間となり皆は飛行機に向かった
それを見送って間もなくチョン内官が到着した



チョン内官「ジョングク…
全くお前は無茶な事をしおって…」


「すみません…
で…Aは…？」


チョン内官「世子様が王妃様の元から連れ戻された」


「Aは何ともないんですか？」


チョン内官「あぁ…
だがずっと何かを考え込んでおられるのだ」


「そうですか…」


チョン内官「詳しい事は車で話そう」



明日俺が日本に入る際同行するために残ってくれたサブマネと3人で車に向かった

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