＊ (JN) ページ22
カヨの膝に絆創膏を貼ってあげて大満足
だけどカヨは何故か苦笑いで膝を見ていて…
俺も膝を凝視…でミスに気付く
全然違う所に貼ってるじゃん…
俺とした事が…
「ごめん…
薄暗くてよく見えなかったんだ
新しいのを貼り直すよ」
絆創膏をはがそうとした俺の手をカヨが制止
黒川「このままでいい」
「どうして？」
黒川「ジンの愛が詰まった絆創膏だもん
このまま貼っておきたいの
だから剥がさないで？」
今まで俺が何かしらのミスをした時こんなにも穏やかな表情で俺を見てくれた人なんて居た？
居ない
絶対に放すもんか…
黒川「ジンは完璧な人間だと思っていたけどそうじゃないって分かってほっとした」
「そうなの？」
黒川「今日空港で偶然見かけてね…
颯爽と歩くジンが凄く遠く感じられて寂しかったの
だけど今ジンが凄く近く感じられてほっとしたんだよ
ごめん…ジン…
私…ジンを一生解放出来ないかも…」
カヨの目から涙がこぼれ落ちる
同じ事を考えていた俺の目からも涙…
黒川「私って重い女だよね？」
「それは俺だって同じだよ
付き合い始めて間もないのにいつもカヨとの幸せな未来ばかり考えてる
俺だってカヨを解放する事なんて出来ないよ」
黒川「あ〜もう死んでもいいし！」
「死なれたら困る」
黒川「そっか…
じゃあまだ生きるわ」
「ねぇカヨ？
今夜は俺の部屋に泊まって…？」
カヨは困った表情を見せた
黒川「ごめん…
今夜はホテルに戻らないと…」
「これから仕事でもあるの？」
黒川「そうじゃないの
Aの様子が変だったから…」
「Aさん…？」
黒川「私が頼み込んでAにも東京に来てもらったんだけど何だか様子が変でさ…
でも私にはジンに会いに行けってうるさくて…
半ば強引にホテルの部屋から追い出されて会いに来たって訳」
「だからAさんはユンギに電話してきたのか…」
黒川「Aはユンギに電話したの？
私にはまだ電話してないって言ってたのに…」
カヨに事情を話した
黒川「なるほどね…
そりゃあ誰だって驚くよ
だから様子が変だったんだ？
可哀相に…」
「ユンギに話すよ」
とは言ったものの駐車場に残っているのはユンさんだけ…
黒川「ユンギにAの所に行ってもらっちゃう？」
「う〜ん
それはさすがにまずい」
黒川「だよね…
Aを外に連れ出すしかないか」
俺たちはそれぞれ2人に電話をかける事にした
傷は浅いうちに…
そんな思いで
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ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (
レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか？ (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年3月30日 1時
