＊ (JN) ページ20
カヨも東京に来ていると分かって凄く嬉しいのに…
セナが大声で泣き出した事で気分は一気に滅入った
ヘアメイク担当を変えてほしいと何度も事務所に頼んでいるのに受け入れてもらえないのはセナが事務所幹部様の姪っ子だからだ
大人の事情ってやつ…
だけどもう我慢も限界
いい加減俺を解放してほしい
セナ「そんなの絶対に認めない！
カヨってまさか日本人芸人の黒川カヨ！？」
「うん」
セナ「そんなの社長が認めるはずない！」
「誰と恋愛しようが俺の自由でしょ？
頼むからもう俺の事には首を突っ込まないで」
セナ「それは約束出来ない！
だって私は絶対にジンオッパの彼女になるんだもん！」
泣き喚くセナを慰める人が居ないのは誰もがセナを良く思っていないからだ
移動車がホテルに到着すると別のホテル滞在予定のセナも何故か車を降りて…
ユンさんが車に戻そうとしてもセナは抗い続け最後には大声で叫んだんだ
セナ「誰か助けてください！」
警備員の視線がこちらに向きそれを確認したセナはふっと笑った
セナ「これ以上何か叫ばれたくなかったらオッパの部屋に入れて！」
「それは出来ない」
カヨ以外の女性は絶対に入れない
セナ「オッパ！」
「叫びたければ叫んだらいい
それでも絶対に部屋には入れない！」
再びセナは大声で泣き喚き始めた
そして俺の胸をバンバンと叩き続けた
暫くしてセナは俺に抱きついてきて…
それを押し返してやろうとしていた時…
YG「あ…黒川さん…？」
そばに立っていたユンギの視線を辿ると赤い車の横でカヨが呆然と立ち尽くしてて…
目が合うとカヨは走り出した
「カヨ！」
聞こえたはずなのにカヨは振り返ってはくれない
テヒョンとホソクが隙をついて俺からセナを引きはがしてくれて…
TH「ヒョン！早く追ってください！」
JH「急いで！」
2人に感謝しながらカヨの後を追う
直ぐにカヨの背中をとらえたもののなかなか追いつけない
「カヨ！」
カヨは足を止めない
そして駐車場の出口でカヨが転倒してしまい駆け寄るとカヨは涙を流していた
黒川「やっちゃったよ
あ〜カッコ悪い」
カヨの膝には傷が出来て血が滲んでて…
痛むであろうに無理に取り繕ったカヨの笑顔が胸を締め付けた
「カヨ…」
俺は人目を気にする余裕もなくカヨを抱きしめた
「ごめん…
俺のせいだ…」
黒川「違うよ
現実逃避しようとした私のせいだよ…」
カヨは俺の背中に腕を回した
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ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (
レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか？ (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年3月30日 1時
