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* (YG) ページ25

人だかりの中心にAが見えた
きっとさっきの配信のせいで人に囲まれているのだろう


俺は2人の制止も聞かず車を降りた
若者が『BTSのユンギだ!』と叫び人々の視線は一気に俺に向いて…
だけどそんなの慣れっこなんだ


彼女は俺の親友だから騒がないでほしいと日本語で何とか説明しながらAにゆっくり近付く


俺を見つけたAは今にも泣き出しそうで…
Aの手を取りその場を離れたんだ



「怖かった?」


A「ただただ怖かった…」


「だよな」


A「皆に見られてるけどいいの?」


「俺の親友だって言っておいたから大丈夫だ」


A「私たちっていつから親友に?」


「今だけだ
それとも正直に俺の彼女だって言った方が良かった?」


A「ううん…親友でいい
そう言えばどうしてここに?」


「世話好きな2人組のお陰だよ」


A「カヨ姉とジンさん?」


「そう
2人がAが東京に来ている事を教えてくれてここに呼び出したって言うから飛んで来た」


A「飛んで?
車で来たんじゃなくて?」



そう言う意味ではないが突っ込む気力は残っていなくて華麗にスルー
さっきの配信とセナの悪行のせいで心がかなり疲弊していたから…



A「王子様が助けに来てくれるなんてドラマみたいだった…」


「じゃあAはお姫様?」


A「ううん
私は貧乏な家の娘」



どんな設定だよ?
相変わらず訳が分からん事を言う



A「貧乏な家の娘が王子様のような御曹司に助けられてやがて2人は恋に堕ちる的な?」


「ドラマの見過ぎじゃね?」


A「あ〜それは否定出来ない
カズが亡くなってからBTSかゲームか韓ドラかの生活だったから…」


「じゃあもしかしてテヒョンが出たドラマも見た?」


A「見てない」



よし!



A「テヤン君のドラマ中心に見てたの
カズがテヤン君から貰ったDVDが沢山あって」


「あぁ…
Aもテヤンと友達だったんだって?」


A「うん…カズ繋がりでね」


「どうしてその事を俺に言わなかった?」


A「聞かないからだよ」



Aは当たり前かのように言い切った
一瞬『なるほど』と思ってしまった自分が恨めしい


俺はだいぶA菌に浸食され始めているらしい
俺までどうかしてしまったら大変な事態だ



A「って言うかさ…
どうしてユンギは私とテヤン君が友達だって知ってるの?」



今頃…?


抜け過ぎてて逆に可愛いじゃないか…A…

* (You)→←* (KK)



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ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか? (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソル | 作成日時:2021年3月30日 1時

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