世界で一番、近くて遠い。3・・Kei・・

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「よろしければ、お客様のイメージでオリジナルカクテルをお作りしますよ」




あ、でも話し方とか、全然違う。
ネームプレートには「日下」の文字。




A「じゃぁあの…、お願いします」


「かしこまりました」




そのバーテンダーさんは、ふわりと笑って視線を手元に移した。




お酒頼んじゃった。私ばっかり良いかな？慧は飲まないのに。


一瞬そう思ったけど、いつのまにか目の前の彼のお酒を作る綺麗な手元に釘付けになっていて。




慧と似てるけど、全然違う人だな。モテそう…、







.








「お待たせいたしました、」



彼の手つきに見とれているうちに、あっという間にそのカクテルは出来上がった。


目に入ってきたのは、グラスの底に向かって濃くなっていく、深い青色のグラデーション。






「『永遠』、です」


A「永遠…、」


「お2人の間に流れている、澄んだ空気をイメージしました」


A「すごい、綺麗な色…」





出されたグラスを傾ける。それは見た目とは裏腹に、きゅんと甘酸っぱい味がした。




A「おいしい…！」





思わず顔を上げると、彼はふ、とまた、柔らかく笑みを作った。




「ありがとうございます。ごゆっくりどうぞ」




どんな女の子も堕とせそうな甘い笑み。私にぺこりと一礼すると、彼はお店の奥に入っていった。



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突然の瑛治くん登場、戸惑わせてすみません笑！

実はこのお店、お友達作家じぇにーちゃんの、「キャッチ・アンド・キス」という作品に出てくるお店です♪某シゲくんメインのかわいいラブコメ♡日下くんも働いています！店長は誰もが知っている釣り好きなあの人です( ^ω^ )まだ行ったことないよーって方、この機会にぜひ♡

瑛治くんとこのお話の慧くんは無関係なので、ここはひとつパラレルワールドに免じて(?)大目に見てやってください( ；∀；)横入り失礼しました♡

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