* ページ3
和「…ごめん、俺もう帰らなきゃ」
A「…みたいだね」
シャツのボタンをきっちり上まで留めて、
匂いを消すためにタバコも吸って、
もう後はこの部屋を出て行くだけだもんね。
和「Aはもうちょっとゆっくりしてけば?時間あるし」
A「えー…いいよ、帰るよ」
フリータイムは23時まで。
1度、二人でいるのを会社の人に見られてしまったことがあった。
あの時は取引先と接待の帰りで、とかなんとか、和くんがそれらしいことを言ってなんとか切り抜けたけれど。
それ以来、和くんと会うと言えば、この部屋ばっかりだ。
そういうことをするためだけの場所の割には、余計な装飾もなく、いつも清潔にしてあるし、
…何より、ここなら誰にも見つからないから。
飲みかけたビールの缶の横、伏せたままの彼のスマホがブーン、と震える。
一瞬ぴくりと反応した彼は、私の体に巻き付けていた腕を解いた。
誰から?なんて聞かなくたって分かっている。
私に背を向けて、画面を確認して、咳払いをして。
和「もしもーし、」
私に向けたことのない優しい声で電話に出るの。
1062人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨(プロフ) - 頑張ってください!更新楽しみにしてます!できればパスワード教えてください! (2018年7月23日 13時) (レス) id: cd068f5c5f (このIDを非表示/違反報告)
涼宮 - とても面白いです!パスワードを教えてくれませんか? (2018年7月21日 21時) (レス) id: 69077a28f6 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 好きです!伊野尾さんののほほん感がよく描かれていて、リスペクト!尊敬してます。ちゃみさん、これからもゆっくりマイペースで大丈夫ですので、変わらず更新を続けて下さい!ずっと、応援します! (2018年7月18日 20時) (レス) id: 0cc6cf21ff (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - ちゃみさんの描く伊野尾くん大好きです、、!また更新たのしみにしてます!! (2018年7月18日 0時) (レス) id: 6d46aa0005 (このIDを非表示/違反報告)
希都 - ちゃみさん!私、こう言う切ない系のお話大好きなので、楽しく読ませて頂いてます!更新頑張って下さい! (2018年7月5日 21時) (レス) id: 6465792da0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゃみ | 作成日時:2018年6月21日 20時