恋のパズル (ページ45)

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家で食事をした後、二人で片付けをしていた。
こういうクリスマスも良いよね。

日本のキッチンは背の高いシム君には少し低いらしく、屈んで食器を洗っている。

シム君が洗った食器を、私が拭く流れ作業。
一緒にキッチンに並んで、ただそれだけなのに、幸せを感じていた。

CM『カーッ！背中と腰痛い。』

腰をトントンと叩きながらいうシム君。

A『私、全部するからシム君ソファに座ってて。横でカーッとか、バァーッとか言われたらその度にびっくりしてお皿落としそうになるんだけど。』

CM「バァーッは言ってねえだろ』

ブツブツ言いながら、
それでも食器を洗ってくれる。

A『後でマッサージしてあげるよ」

CM『マジ？ラッキー♪風呂上がりの方が体がほぐれて気持ちいいから、そのつもりでよろしく～』

マッサージが余程嬉しかったのか、
その後のシム君は皿洗いを凄いスピードでこなし、そそくさとお風呂に入っていった。

一人で残ったお皿を拭いて、一通り片付け完了したところで、お風呂場からシム君が呼んでいるのに気づいた。

CM『すまん！バスタオル忘れた！』

えええ。

脱衣所に入るとお風呂場から
顔だけ出していたシム君。

CM『五十嵐～。お前も一緒に入るか～？』

ニヤニヤしながら私に言う。

A『入らないよっ！』

私はバタンと戸を閉めた。