恋のパズル (ページ44)

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クリスマス前の三連休、私達はこの連休を一緒に過ごす約束をしていた。
私は連泊する為大荷物でシム君宅にやってきた。

CM『なあ。本当に、これで良かったのか？』

二人で借りたDVDを見ている。
シム君が見たかったスターウォーズの新作。

正直、あんま興味なくて、
内容が全く頭に入ってこない。

A『うん。めっちゃ面白いよ！』

CM『うそつけ！お前さっきからあくび連発してんだろが。』

バレてた。
だって私、このシリーズ全く知らないんだもん。
レンタルショップでシム君がこれを見たいって言った時、正直マジか！って思ったけど、シム君スターウォーズめっちゃ好きなの知ってたし。嫌って言えなかったんだもん。

A『そんな事ないよ。ほら続き見よ』

と言いつつ、
私はいつのまにか寝ていた。

鼻がムズムズして目を覚ますと
シム君が私の鼻を上に向けてブタ鼻にしていた。

A『ぎゃっ！』

CM『寝てんじゃねえよ。やっぱつまんなかったんだろ。言えばいいのに。』

A『だって、シム君これ見たかったの知ってたし、あんな目にキラキラさせてたら嫌って言えないじゃん。ごめんごめん。続きみよ！』

CM『もう終わったよ！スターウォーズ見てて寝る人初めてみたわ(笑)寝ながらヨダレ垂れてたぞ』

うそ！
口の周りを確認すると、付いてないじゃん。

そんな私を見てシム君は笑っていた。

私ね、シム君の笑ってる顔が一番好きだと思う。