恋のパズル (ページ40)

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シム君はお風呂から上がると上半身裸で
タオルで髪の毛をわしゃわしゃしながら
出てきた。

CM『あちぃ～』

シム君がキッチンに向かうと
またビールを開けてゴクゴクと飲んでいる。

今日何本目！

濡れた髪とビールが喉を通る時、
喉仏がゴクッと動くその姿に色気を感じた。

そんな姿のシム君を見ていると体が熱くなってきた。
やだ。私、なんか変かも。

CM『五十嵐～、お前も飲むか？』

A『今日はもうやめとく。』

CM『そっか。じゃあ、そろそろ寝るか。』

シム君は一気にビールを飲み干して言った。

緊張する私に気づいたシム君は
ベッドに腰を下ろしし

CM『大丈夫。何もしないよ』

『おいで』と言わんばかりに
ベッドをポンポンとした。

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シム君のベッドに潜り込んだ私を抱きしめてくれた。

薄暗い部屋の中で間接照明だけが私達を照らす

A『もうすぐクリスマスだね』

CM『五十嵐はどっか行きたい所ある？』

A『うーん。特に無いや。』

シム君が隣にいれば私はどこで良いや。

CM『ふーん、もしかして俺が隣にいたらどこでも良いとか思っちゃってる？笑』

また、そんな事言う‥でしょ。

シム君がまた私をからかう事を言ってたけど
睡魔に勝てない私は返事する気力がない。

遠のく意識の中で
私はシム君の香りと暖かい温もりに包まれ
眠りについたのだった。