恋のパズル (ページ27)

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どれくらいの時間が経ったかわからない。
どちらかという訳じゃなく
唇が自然と離れた。

CM『五十嵐、お前さ、俺の事が好きなのか？』

突拍子もない返事が返ってきた。

ああ、そうだった。
私達って色気とかそんなの皆無だったんだと

私も我に返り

A『そうだよ。ずっと前からね。
シム君には美咲さんが居て、
私はあなたに片思いしてたの！わかる？
私がどんな気持ちだったかわかるかな？
ｼﾑ・ﾁｬﾝﾐﾝ君、おっ？』

シム君の口癖をわざと言ってやった。

CM『おっ？って(笑)ほんと、お前ってさ
相変わらずだな。』

もっとちゃんとした告白したかったけど、
これはこれで私らしくて良いよね？
シム君と私らしいじゃない。

CM『五十嵐、ありがとうな。
でも、今はお前の気持ちに答えられない。
美咲とダメになったから、つぎは五十嵐って都合良すぎるだろ。』

それはどう言う意味？
期待しても良いの？
それとも、シム君なりの優しさで断ったの？

A『ずるいよ。
わかんないよ。
そんなんじゃわかんない。
私は何でも良いんだよ。
シム君の隣で笑っていたい。
今彼女で頭いっぱいかもしれないけど、
それでも私はあなたの側にいたい。』

私はシム君を見つめて

A『シム君、ずっとあなたの事が好きでした。』