恋のパズル (ページ17)

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A『ｷｭﾋｮﾝ君、ちょっとお茶しない？』

小さなコーヒーショップに入ったけど、
私は何から話したらいいか分からず
湯気が立つカフェオレをジッと眺めていた。

ｷｭﾋｮﾝ『なに？さっきのあれの事？急に俺が付き合おうって言ったから(笑)そんなに考え込まないで』

A『うん。じゃあ、正直に言うね。
やっぱり付き合うことは出来ない。
私ね、シム君が好きなんだ。
それで、シム君を忘れるためにｷｭﾋｮﾝ君を利用しようと思ってた。ごめんね。
こんなんじゃダメだなって』

なぜか涙が溢れていた。
心が違う人に向いている事を正直に伝えた。

私の言葉を真剣に聞いてくれてるｷｭﾋｮﾝ君。

ｷｭﾋｮﾝ『そうかー。
何となく気づいてはいたよ。
Aちゃんは真面目だね。
利用したら良かったのに、そしたら忘れられるかもしれなかったよ。
だってさ、実は俺も…』

言葉を飲み込んでｷｭﾋｮﾝ君はこれ以上何も言わなかった。

ｷｭﾋｮﾝ君の言いかけた言葉の続きは
何となくわかった。
私は聞かないよ。

A『ごめんなさい』

ｷｭﾋｮﾝ『俺達の事はﾁｬﾝﾐﾝには俺から伝えておくよ。
Aちゃんがいつかﾁｬﾝﾐﾕに振り向いてもらえるように祈ってるよ。美咲ちゃんにはこの会話聞かされないな(笑)これは二人だけの秘密』

私もｷｭﾋｮﾝ君の幸せを願っている。