恋のパズル (ページ14)

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14ピースページ14

私達が韓国料理を堪能していると
背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

CM『お前らもここで飯か？』

振り向かなくても誰だかわかるのが辛くなる。

ｷｭﾋｮﾝ『おお！ﾁｬﾝﾐﾝ、美咲ちゃん！一緒に食うか？Aちゃん、良いよね？』

やだ、最悪。
でも、嫌って言えないでしょうよ。
普通は。

A『もちろん。良いよ。
シム君達もデートだったの？』

CM『ああ、映画の帰り』

美咲『ｷｭﾋｮﾝ君、Aさん、こんばんは。』

おっと、
今日も一段とかわいいな。

A『こんばんは。
だいぶ寒くなってきましたねー。
もう冬って感じ』

私はｷｭﾋｮﾝ君の横の席に移動して、
私の前にシム君が
ｷﾕﾋｮﾝ君の前に
美咲さんが座った。

CM『ほんと、さみーな。
手がキンキンに冷えてるよ』

そう言いながら、彼女のほっぺに手を当ている。

気にしない。気にしない。
私にはｷｭﾋｮﾝ君がいる。

A『シム君、見せつけないでよ～(笑)ねえ、ｷﾕﾋｮﾝ君？』

ｷｭﾋｮﾝ君に目を向けると

ｷｭﾋｮﾝ君はシム君と彼女の姿を真顔で見ていた。

あ、、、、、

なんだ。

そうだったのか。

ｷｭﾋｮﾝ君、私と同じじゃん。

数回しかしてないデートでこんな事に気づくなんて

自分の目敏さに嫌気がさす。

ｷﾕﾋｮﾝ君の視線に気づいた彼女は
何かを察したように

美咲『ちょっとお手洗い』

そう言い席を立った。

ｷｭﾋｮﾝ君、あなたも恋をしてるの？
似た者同士だね。私達。