恋のパズル (ページ13)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:101,723 hit

13ピースページ13

ｷﾕﾋｮﾝ君とのデート
私達は水族館に来ていた。

どこ行きたい？と聞いてきたｷｭﾋｮﾝ君の問いかけに

私は
『魚が見たい』
と答えた。

ｷｭﾋｮﾝ『魚ね(笑)じゃあ、水族館行こうか』

・
・
・

キラキラと泳ぐ魚の大群を見ながら、この子達には感情あるのかしら？
誰かを好きになって、苦しくなったりするんだろうか。

そう思いながらも、自由に泳ぐ魚達を見て少し心が癒されていた。

ｷｭﾋｮﾝ『Aちゃん。こっちにクラゲコーナーあるよ』
そう言うと、私の手をつなぎ
連れられるままクラゲコーナーに行くと
薄暗い館内にライトアップされたクラゲがふわふわと泳いでいた。

A『うわー、キレイだね。』

ｷﾕﾋｮﾝ『クラゲってね、脳が無いんだよ。だから感情が無いんだ』

A『脳が無いんだ。
どうやって動いてるんだろう』

クラゲって感情ないんだ。
羨ましい。

ｷｭﾋｮﾝ君がクラゲの説明をしていたのに
私の耳に入る事なく、
感情の無いクラゲになりたいと思いながら
私はシム君の事を考えていた。

ｷｭﾋｮﾝ『これからどうする？』

水族館を出ると、あたりは暗くなり始めていた。
　
ｷｭﾋｮﾝ『お腹空くわけだ！もうこんなに暗い』

A『そうだね。何か食べに行こうか』

私達は、手を繋いだまま
ｷｭﾋｮﾝ君馴染みの韓国料理屋に向かった。