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アイツが来れない場所 ページ4

チャンミン「ヌナ……!行かないで……!」



チャンミンの声がフロア中に聞こえる。
私が手を振りほどいた事で追いかけては来なかったけど部屋の前で叫んでいた。



ヒチョル「どうする?戻るか?」



エレベーターの前まで来てヒチョルが訪ねた。



A「ううん……!」



まだ心の整理がつかない。
アイツより大人の私なのにまともに顔すら見れなくてアイツの言い分を聞く余裕もない……。



ヒチョル「そっか。なら帰らなくていい。」



ギュッと私の手を掴んでエレベーターに乗り込んだ。



A「どこに……?行くの?」
ヒチョル「アイツがそう簡単に来れねえとこ(笑)」



そう言って笑うヒチョルの顔を見ると少し心が落ち着いた。



ヒチョル「何も心配しなくていいから。俺に任せろ。」
A「…うん。」



ヒチョルの言葉には迷いがなくて安心感があった。
強引なようで、でも私の気持ちも確認しながら引っ張ってくれるのが嬉しかった。



タクシーに乗って着いたのは高層マンションが立ち並ぶヒチョルのいる宿舎とよく似たところだった。



「おはようございます。」



ヒチョルと顔見知りなのかコンシェルジュさんが普通に挨拶した。



ヒチョル「まだいる?」
コ「はい。どなたもお出かけではございません。」
ヒチョル「じゃ邪魔するぜ。」
コ「ではこちらからご連絡しておきます。」
ヒチョル「ありがと。じゃ、行くか?」



慣れたように奥のエレベーターまで行って最上階のボタンを押した。



A「誰か知り合いが住んでるの?」
ヒチョル「まあな(笑)しばらくおいてもらえるよう頼んでやるから。」



最上階にエレベーターが着くと降りて一部屋しかないインターホンを押した。



ガチャ!



すぐドアは開いた。



スヨン「オッパ!」
ヒチョル「スヨン!」



出てきたのはソシのスヨンちゃんだった。



スヨン「どうしたの?オッパ。」
ヒチョル「ちょっと頼みたい事があって。テヨンはいるか?」
スヨン「うん。」
ヒチョル「じゃ上がらせてもらうぞ。」
スヨン「どうぞ(ニコニコ)」
ヒチョル「あ、ちょっとAとここで待っててくれ。」
スヨン「OK!」



私とスヨンちゃんを玄関に残して中に入って行った。
アイツが簡単に来れない場所ってソシの宿舎だったんだ。
マネージャーくらいしか男の人は入れないって聞いたことあるけど



スヨン「オッパは特別なんですよ?オンニ!」
A「覚えてる?」



ソシとは何度か会った事があった。

それぞれの気遣い ※後半C→←改めて自覚した side heechul



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bubu - ひろさん» ありがとう!season3はコメディ中心に(笑) (2016年8月26日 23時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛さん» ここにはないです。 (2016年8月26日 23時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» しょうもないbubu章です(笑) (2016年8月26日 23時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» ありがとう!season3はコメディ満載のいつものし (2016年8月26日 23時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ちゃみゅさん» さっきエラーばっか出てコメント書けなくてダブってしまったけど。season3はコメディ色満載です (2016年8月26日 23時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:bubu | 作者ホームページ:http://twitter.com/comububu  
作成日時:2016年7月24日 0時

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