結婚の条件４８ 〜flashback〜 ページ42
ﾁｬﾝﾐﾝ「よく覚えてないけど、このての本ばかりだったよね？Aが読んでた本」
A「うん。他にもお寺が載ってるやつとか、お城が載ってるのも。ｺﾝﾌﾟﾚｯｸｽの裏返しなのかな…日本のことを誰よりも知りたくて読んでた。今考えると、日本人ってことに拘り過ぎて韓国に住んでた時も馴染もうとしなかったのかも知れないわ…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そっか…」
ﾊﾟﾗﾊﾟﾗと一緒に本を捲っていくと
ﾁｬﾝﾐﾝ「これ、Aに似合いそう！」
と、艶やかな春色の表着を指差した
A「ほんと？でもちょっと華やか過ぎない？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ううん、そんなことないよ。こっちの高貴な紫も似合うと思うけど、僕ならこっちの色を選ぶな…」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…」
写真の中のﾓﾃﾞﾙと自分が重なる
ﾁｬﾝﾐﾝが選んでくれた表着を着た私が烏帽子を被ったﾁｬﾝﾐﾝと出会う…
そんなことを想像してその世界に入り込んだ
ﾁｬﾝﾐﾝ「A？」
A「ぁ…ごめん。想像しちゃった(笑) こうして男の人が表着を選ぶことには意味があるのよ？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「どんな？」
A「それはね、自分の愛する人に想いを伝えるのと同じ。この時代は男の人は恋人や奥さんをたくさん作っても許されたの」
ﾁｬﾝﾐﾝ「え？！何それ！ひどいじゃん！」
A「そうね(笑) でも女はそれを受け入れるしかない。だから、こうして愛する人が自分にどんな召し物を選んでくれたかってことで他のﾗｲﾊﾞﾙたちと張り合ったの(笑) だっていくら優しい男の人でも全ての女を平等には愛せないでしょ？」
ﾁｬﾝﾐﾝだってきっとそう…この時代にいたら
そんな風にﾁｬﾝﾐﾝを見たら
真剣な眼差しで見つめ返された
ﾁｬﾝﾐﾝ「僕ならそんなことはしない」
微動だにしない瞳
ﾁｬﾝﾐﾝ「僕は愛を分けたりしない。誰にも渡さない。ただ一人の女性に全てを捧げるよ…」
ゆっくりと唇が重なる
ﾁｬﾝﾐﾝ「どこにいても、どんな時代でも僕にはAだけ…」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「…Aは？聞かせて？」
A「私もﾁｬﾝﾐﾝだけ…」
今度はｷﾞｭｯと抱き締め合った
ﾁｬﾝﾐﾝ「…どうしよ。ご飯食べる前にAを食べたくなった…」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…っ！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾊﾊ！ﾑｰﾄﾞぶち壊し？」
そう言って笑うﾁｬﾝﾐﾝ
ﾁｬﾝﾐﾝ「でもﾔﾊﾞｲ。このままだとﾎﾝﾄ我慢出来なくなる(笑) 出ようか？」
手を繋ぐ
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bubu - リナさん» こんな私の話に感情移入までしていただいて恐縮です(>_<) (2014年4月27日 21時) (
レス) id: b2d99be856 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - bubuさん» 返信ありがとうございます！3章も読まさしていただきました(*^o^*)ちょっと涙が出ちゃいました…完全に感情輸入しちゃっます(^^;;あと、極悪ユノさんもなかなかイイですね笑 (2014年4月26日 19時) (レス) id: 5fbef72eec (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» その未来の前にまた、平安時代に戻ります。そのあとのことはクライマックスに… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - のこさん» こんなことに…っ！ (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ホンマです… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年12月7日 18時
