結婚の条件４７ 〜flashback〜 ページ41
ﾁｬﾝﾐﾝ「着いたよ」
広い駐車場に車を停めて降りた
ﾁｬﾝﾐﾝ「ここがどこかわかる？」
大きな門を中心にｻｲﾄﾞに伸びる城壁
見たことあるんだけど
思い出せなかった
ﾁｬﾝﾐﾝ「仕方ないなぁ。ﾋﾝﾄあげるね」
そう言って王様姿のｲ・ｿｼﾞﾝのﾄﾞﾗﾏの番宣ﾁﾗｼを見せられた
ｲ・ｿｼﾞﾝといえば正祖
て、ことはここは
A「水原華城？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「正解(笑) 前、電話で話してたじゃないか。水原に行きたいって」
確かにそんなこと言ったけど
何でもない会話の一つに過ぎなかったのに
覚えてくれてたんだ
ﾁｬﾝﾐﾝ「この上から見る水原の町並み綺麗だよ？行こう！」
A「うん！」
手を繋いで走り出す
観光客もいない二人だけの世界
ﾁｬﾝﾐﾝ「ここみて？いくよ？はい！ｷﾑﾁ！」
ﾂｰｼｮｯﾄでﾎﾟﾗ撮ったり
ﾁｬﾝﾐﾝ「このお城はね、韓国初のﾚﾝｶﾞ造りの建物で」
ｶﾞｲﾄﾞのように説明してくれたり
そうやって二人だけの時間を楽しんでいるうちに
いつの間にか不安な気持ちもどこかに消え
心から楽しんだ
A「綺麗だね…」
城門の上から水原の町を望んだ
ﾁｬﾝﾐﾝ「Aの方が綺麗だよ」
A「そんなｸｻｲ台詞いらない(笑)」
最初は笑っていたけど
その大きな瞳でｼﾞｯと見つめられているうちに
自然とその中に吸い込まれるように
唇が重なる
舌を絡ませお互いを確かめ合う
身体中がｼﾞﾝｼﾞﾝと熱く熱を帯び
全てを呑み込み欲しくなる
ﾁｬﾝﾐﾝ「ここじゃ…ﾀﾞﾒだ…」
A「ﾝ…だめ…っ」
ｷｽをしながら自分たちに言い聞かせるように呟く
もっともっと一つになりたい気持ちを抑えながら
ゆっくりと離れた
ﾁｬﾝﾐﾝ「ぁ…そうだ」
場の雰囲気を変えようとしたのか
ﾘｭｯｸから何かを取り出した
ﾁｬﾝﾐﾝ「これ…覚えてる？」
差し出したそれは一冊の本だった
A「これ…って…私が読んでた…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そうだよ。Aがﾌﾞﾗﾝｺに置いていっただろ？」
A「うん、ﾏﾏが呼びに来て慌てて戻った時、忘れたの。今まで持っててくれたの？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「子供の読む本じゃないと思って、たまたま残しておいてくれてた(笑)」
A「懐かしいなぁ…大好きだったの…綺麗で憧れて…私にはないものだったから…」
それは十二単を着たﾓﾃﾞﾙたちの写真集だった
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bubu - リナさん» こんな私の話に感情移入までしていただいて恐縮です(>_<) (2014年4月27日 21時) (
レス) id: b2d99be856 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - bubuさん» 返信ありがとうございます！3章も読まさしていただきました(*^o^*)ちょっと涙が出ちゃいました…完全に感情輸入しちゃっます(^^;;あと、極悪ユノさんもなかなかイイですね笑 (2014年4月26日 19時) (レス) id: 5fbef72eec (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» その未来の前にまた、平安時代に戻ります。そのあとのことはクライマックスに… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - のこさん» こんなことに…っ！ (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ホンマです… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年12月7日 18時
