結婚の条件４６ 〜flashback〜 ページ40
A「ねえﾁｬﾝﾐﾝ」
ﾁｬﾝﾐﾝ「何？」
A「やっぱ危ないよ」
左ﾊﾝﾄﾞﾙなのに右手はずっと私の手を握ってる
ﾁｬﾝﾐﾝ「だってずっと道なりだよ？ｷﾞｱ変える必要もないから平気」
そう言ってｷﾞｭｯと私の手を握った
ﾁｬﾝﾐﾝ「何があったって放さないから」
ﾐﾗｰ越しに私を見て笑った
ホントに？
本当に放さない？
何があっても…
A「このまま…逃げちゃおうか…」
ふいに出た
本気じゃないけど本心だった
本当にこのままﾁｬﾝﾐﾝと一緒にいられるなら
逃げてどうにかなるのなら
このまま地の果てでも
ﾁｬﾝﾐﾝ「…いいよ？Aがそうしたいなら。そうする？」
ｱｸｾﾙを強く踏み込んだ
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…っ」
更に強く踏み込んだ
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…っ！もういい！ごめん！ごめんなさい…っ！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「え？」
少し先でｽﾋﾟｰﾄﾞを落とすと路肩に車を停めた
ﾁｬﾝﾐﾝ「A…どうし…」
せっかくのﾃﾞｰﾄなのに
出てくるのは涙
ずっと抱えた不安な気持ちが拭えず
謝ってばかりだった
ﾁｬﾝﾐﾝ「あのまま死ぬかと思った？」
何度も首を振った
ﾁｬﾝﾐﾝ「謝るのは僕の方だ…Aが逃げようかって言った時、一瞬思ったんだ…Aと一緒なら地獄の果てでもいいって…Aは本気で言ったわけじゃないのに…」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「不安にさせてごめん…せっかくAが行きたいって言ってた場所に連れて行こうと思っていたのに」
A「私の行きたかった場所？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「うん。あと２０分くらいで着くんだ。着いてからのお楽しみってことにしようかと思ったんだけど、教えようか？」
そこまで計画を立ててくれていたのに
私のつまらない思いで台無しにするなんて
A「ううん！着くまでの楽しみにする」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そう？じゃあそうしよう」
おでこにﾁｭｯと口づけた
A「ﾁｬﾝﾐﾝっ」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ん？」
A「ちゃんとｷｽして」
周りなんてどうでもよかった
何か確証が欲しかった
ﾁｬﾝﾐﾝに愛されていること
何があっても離れない
私達の愛は不滅だと
ﾁｬﾝﾐﾝ「いいよ…」
そう言うと
私の顔が見えないように角度を変え
ｷｽをしてくれた
ﾁｬﾝﾐﾝ「僕を信じて」
A「うん…」
またｷﾞｭｯと手を握ると
ｱｸｾﾙを踏み走り出した
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bubu - リナさん» こんな私の話に感情移入までしていただいて恐縮です(>_<) (2014年4月27日 21時) (
レス) id: b2d99be856 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - bubuさん» 返信ありがとうございます！3章も読まさしていただきました(*^o^*)ちょっと涙が出ちゃいました…完全に感情輸入しちゃっます(^^;;あと、極悪ユノさんもなかなかイイですね笑 (2014年4月26日 19時) (レス) id: 5fbef72eec (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» その未来の前にまた、平安時代に戻ります。そのあとのことはクライマックスに… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - のこさん» こんなことに…っ！ (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ホンマです… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年12月7日 18時
