結婚の条件３４ 〜flashback〜 ページ26
A「あった！ﾌﾞﾗﾝｺ！」
懐かしくて思わず走り出した
A「新しくなってるけど昔と同じ…」
新しく生まれ変わったﾌﾞﾗﾝｺに乗って当時を思い出してみた
A「そう…ここで本を読んでたらあの子が立ってて…」
顔を上げたらｻﾝｸﾞﾗｽをかけ、ﾘｭｯｸを背負ったﾁｬﾝﾐﾝが立っていた
ﾁｬﾝﾐﾝ「日本人に見えない女の子と出会ったその男の子の第一印象はこうでした。こいつ誰だよ！そこは僕の場所だぞ？！勝手に座るな！」
A「ほんとにﾁｬﾝﾐﾝなの？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「うん…」
そう言って私の隣に座った
ﾁｬﾝﾐﾝ「子供の頃、あの向かいのﾏﾝｼｮﾝに住んでたんだ…」
ﾌﾞﾗﾝｺの前にそびえ立つ高層ﾏﾝｼｮﾝを指差した
ﾁｬﾝﾐﾝ「Aがﾌﾞﾗﾝｺの話をして思い出したんだ。いつも僕が座ってたﾌﾞﾗﾝｺに、外人の女の子が座ってたこと。僕が行くといっつも座ってて最初頭にきたんだけど、こうやってﾌﾞﾗﾝｺの半分空けてくれてただろ？だから遠慮なく座って僕も本読んでた(笑)」
A「そうだった！一言も口聞かなかったよね？黙々と本読んで…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ね！Aの初恋はもしかして僕？」
ｻﾝｸﾞﾗｽ外して期待するような目で私を見た
A「…ううん(笑)」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾁｯ…(笑)」
ｺﾂﾝとおでこを指で弾かれた
A「ﾁｬﾝﾐﾝだってﾌﾞﾗﾝｺの私が初恋じゃないでしょ？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ここに座る君は僕の敵だった(笑)」
お互い、今とのｷﾞｬｯﾌﾟが可笑しくて二人で大笑いした
ﾁｬﾝﾐﾝ「なあA。運命ってさ、意外と気づかないもんなのかもな…」
A「気づかないもの…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「うん。出会った瞬間にわかるとかじゃなくて、本当に二人が運命って絆で結ばれているとしたら、きっとどこにいても…出会うことができるんじゃないかな？今の僕たちみたいに…」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…」
ﾁｬﾝﾐﾝは私を運命の相手だと思うの…？
ﾁｬﾝﾐﾝ「うん！きっとどこにいても僕たちは出会える…僕は見つけるよ…Aのこと…」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「愛してるA…」
初めて顔を見て愛してると言われた
それに答えるように重なった唇が離れないようにﾁｬﾝﾐﾝの首に腕を絡めた
ﾊﾟﾁ！ﾊﾟﾁ！ﾊﾟﾁ…
突然の拍手に振り向いて驚いた
ﾕﾉ「僕たちは運命、愛してる。まるで安っぽいﾄﾞﾗﾏだな？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾕﾉ？！」
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bubu - リナさん» こんな私の話に感情移入までしていただいて恐縮です(>_<) (2014年4月27日 21時) (
レス) id: b2d99be856 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - bubuさん» 返信ありがとうございます！3章も読まさしていただきました(*^o^*)ちょっと涙が出ちゃいました…完全に感情輸入しちゃっます(^^;;あと、極悪ユノさんもなかなかイイですね笑 (2014年4月26日 19時) (レス) id: 5fbef72eec (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» その未来の前にまた、平安時代に戻ります。そのあとのことはクライマックスに… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - のこさん» こんなことに…っ！ (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ホンマです… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年12月7日 18時
