確認 ページ23
その日の放課後
下駄箱まで、りっちゃんと話しながら廊下を歩いていた
りこ「彼、甘いの苦手なんだも〜ん」
「え〜？そうなの？」
彼氏持ちのりっちゃんは、彼氏と玄関で待ち合わせだそうな
「「あははははっ！！」」
階段を降りて角を曲がろうとしたとき
『あのっ！』
急に誰かの声がして振り返ると、そこには１年生らしき女の子二人組が立っていた
「ん？りっちゃん知り合い？」
りこ「ううん。知らないよ？」
りっちゃんと顔を見合わせていると
その子は私の目の前までやって来た
女「あのっ！」
「え？あ、私？」
女「はいっ！」
女の子は緊張した面持ちで、私に返事をした
もうひとりの子が心配そうに、彼女の一歩後ろで見守る中
その子は口を開いた
女「あのっ！チャンミン先輩とは付き合ってるですか？」
「えっ？付き合ってないよ？」
彼女の質問に即そう答えると、彼女は少しビックリしたようにほんの一瞬固まった
そして直ぐに一歩後ろに下がると
女「あっ！すみませんでしたっ！」
と、急いで廊下を走っていった
りこ「今の何だったの？」
「確認でしょ？チャンミンと付き合ってるのかどうかの」
りこ「え？良くあるの？こんなこと聞かれる事って」
「うん。良くある」
りこ「うそーっ！？知らなかったっ！」
「大体、いつも一人の時に聞かれることが多いから」
りこ「そうなんだぁ……」
「うん」
2年になって最近は聞かれることが少なくなったけれど
1年生の頃は、同級生やら先輩に同じ事を何人もの人に聞かれた
その度に私は否定をしてきたのだ
『りこーっ！』
りこ「あっ！あっちゃん！」
下駄箱の近くで、りっちゃんの彼氏がりっちゃんを呼ぶ
その声に、りっちゃんは嬉しそうに返事をした
「あ、じゃあね〜！また来週〜」
りこ「じゃあねーっ！A〜っ」
手を繋いで帰っていく、りっちゃんとりっちゃんの彼氏
「良いなぁ……りっちゃん。」
私も彼氏が欲しい。
今まで彼氏がいたことは無い
告白もしたことも、されたことも無い
中学の時に好きだった子は、クラス１の可愛い女子と付き合っていた
だからって失恋して泣いたこともない
きっと、私はまだそんなに人を好きになったことがないのだと思う
りっちゃん達を見送って、一人ゆっくりと靴を履いていると
後ろからキュヒョンが走ってやって来た
ｷｭ「Aっ！」
「あ、キュヒョン。どしたの？なんか急いでるみたいだけど」
ｷｭ「いいもん見せてやる」
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裕(プロフ) - 美里さん» 読んでくれてありがとうございます。説明文のとこ？に『準備中です』と書いておいたのですが、見られなかったでしょうか？すみません。数話up出来ましたら全体に公開致します。今暫くお待ち下さい<(_ _)> (2018年12月27日 15時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
美里(プロフ) - いつも拝見しています。裕さんが更新するたび飛んできてます(^o^)次章にパスがついているのは私だけでしょうか？ (2018年12月27日 14時) (レス) id: 1c434293c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - yuritackeyさん» 甘々も気に入ってくれて嬉しいです(*´ω`*)また2章をお願いします<(_ _)> (2018年12月27日 13時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ゆっこさん» ありがとうございます(*´∀`*)ノ嬉しいなぁ♪また2章をお願い致します<(_ _)> (2018年12月27日 13時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
yuritackey(プロフ) - 甘々チャンミン！好きです！w更新が本当に楽しみです！ (2018年12月27日 12時) (レス) id: 37ee1174d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年12月5日 1時
