岸くんに愛されすぎちゃって困ってます！ (ページ4)

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初めての大喧嘩② ページ4

岸side

最近、忙しい！

玄樹くんとの二人の時間が

作れなくて正直…寂しい。

だけど今日、やっと夜ゆっくり二人の時間が

できる！！

この後、仕事もないから一緒に帰れるし。

いやー、めでたい！

楽屋に戻ると、廉に食事に誘われた。

誘われるなんて思ってなかったし…

め、飯って言いかえしちゃって…

廉が俺と二人嫌なんかって言ってきたから

嫌ではないって言った。

実際、嫌なわけじゃないし…

廉と二人が嫌って人いないと思うんだけど…

でも、俺にとって廉と二人きりってなると…

玄樹くんが、どう思うかって思って、

チラっと様子を見ると、案の定こっち見てるし…

鋭い目で睨まれてました、、

背筋が凍るってこの事を言うんじゃ…

冷や汗が止まんない！まじで！！

そんな様子を見て廉が、何か予定あんのって…

聞いてきた。

俺は、何て答えたらいいんだ。

だけど廉は、俺達の事は知らない。

で、今は、楽屋でメンバーがいる。

バレちゃいけないと思った俺は、

予定はないないって言ってしまった。

そしたらなんか、廉との食事が決まってしまってて

俺は、唖然状態…

俺の気持ちなんて知らずに廉は、、

廉(優太、何ボーっとしてんねん！)

岸(ボーっとなんかしてないし！！！)

廉(じゃ、早よ着替えてくれやん。)

岸(わーかった、わーかった。着替えるから待って)

キョロキョロ

平(岸くん、何キョロキョロしてんの？)

岸(え、え、えーっと、いわげんは…？)

平(玄樹？？)

神(玄樹なら、帰ったよ！)

海(え、いつのまに帰ったの！)

岸(いつ、いつ、帰ったの？)

何も言わずに、誰にもメンバーにすら挨拶しないで

帰るなんて絶対、玄樹くん怒ってるんじゃ…

そんな事を考えてたら…

トントン

岸(何だよ！)

神(玄樹、寂しいそうだったよ。)

岸(俺だって……)

神(玄樹…泣いてたよ。)

岸(いや、だっ、てさ断れなかったんだって！)

神(そうかもしんないけどさ、久しぶりの…)

岸(わかってんだよ！俺だって楽しみにしてたし…)

神(いい機会じゃん、廉に言いなよ。)

岸(何を言うんだよ！)

神(何って…付き合ってる事だよ。)

岸(あ～、俺たちの事ね！)

廉(優太、まだなん？)

神(廉、呼んでるよ。岸くん、頑張って！)

岸(お、おう！)

とりあえず今は、目の前の試練に耐えるのみ。

廉に、俺達の事を言ったら許してくれるか。

頑張れ、俺…！

俺のこの考えは甘かったとのちに気づく事になる。