ずーっと片思い【増田俊樹】

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どうして不幸って起こりやすいのでしょうか。





『 梅ちゃん、早く行こ！ 』


「 朝から元気すぎ 」





梅ちゃんの住むマンションから出てすぐのことです。


察したとは思いますが、俊樹さんに会ってしまいました。





「 おはよう 」


『 どうしてここに… 』


「 増田さん誤解やめてくださいね 」


「 いや、今一緒に出てきたよね？ 」


『 …梅ちゃん 』


「 おー、頑張れ 」


『 うん 』





梅ちゃんを仕事へ行かせて、俊樹さんと二人きりになりました。


ゆっくり話すためにカフェまでいきます。





『 えっと、時間大丈夫でした？ 』


「 休みで散歩してただけ。大丈夫。 」


『 あの、前にも話した通り梅ちゃんは元カレで… 』


「 元カレの家泊まるんだね 」


『 今でも仲良いので… 』





俊樹さんは私の言い訳を聞いてくれました。





「 なんかモヤモヤする… 」





俊樹さんは、続けて言いました。





「 友達取られて嫉妬してんのかな 」


『 そうだと嬉しいです 』


「 ほんとに梅ちゃんのこといいの？ 」


『 えっ、はい。もう全然好きじゃないです！ 』


「 好きな人は？いる？ 」


『 一応いますよ… 』


「 うわ、まじか。誰やろ？？ 」





俊樹さんですって言ったら、なんて返されるかな。


私はその後、カフェを出て仕事に向かいました。





別れる時、気をつけてって頭を撫でられたんです…


俊樹さん、、もうほんと好き。大好き。

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