好きにしいや 【JK】

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約束してた大学の友達と遊びに出掛け、夜は用事があるという友達の予定に合わせて早めに解散し、駅に降りついた。


「Aちゃーん！」


晩御飯何にしよかなんて考えながら歩いていると、高めな男性のきれいな声で名前を呼ばれ振り返る。


「えっと、ジミン…さん？」


「わー！一回しか会ってないのに名前覚えててくれたの？」


「ジミンさんこそよく私のこと覚えてましたね。」


「そりゃああんだけ毎回……おっと、…僕はね、可愛い子は忘れないの！」


…可愛いのはあなたでは？
にっこりとそない可愛らしい笑顔を向けられたら見とれしまうわ。


「ところで今日はお出掛け？帰りかな？」


「友達と出掛けた帰りですね。」


「じゃぁこの後は？今日はもう帰るの？」


「はぁ、そうですね。特に用もないんで。」


「そっかそっか。…よし、行こっか。」


「はい？ちょっと、なんですか…！？」


腕をつかまれずんずんと進むジミンさんに着いていくことしか出来ない。




あ、まさか、ちょっと待って、そこは…、



「おっはよー！」


ばぁん！と扉を開けて明るく挨拶するジミンさん。
身を縮めてジミンさんの後ろに隠れるようにする私…。


もぉ、こないだ関係ないてぐーちゃんに言ったとこやのに…。



「ジミニヒョン！遅いですよ！今日早く帰りたいのに…、もう帰ってきてるかも…、」


聞こえた声に更に身を縮める…。


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