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歩いて行くと茜さんが桜蝶姫さんに抱きついているのが見えた
桜蝶姫さんは照れながらも何処か嬉しそうにはにかんでいる
が、茜さんが空を見つめたそのほんのすぐ後に感動と思われる抱擁は解かれ桜蝶姫さんは人混みの中に紛れていった
A「茜様？あの……、桜蝶姫様はどちらへ？」
うわ、自分が普段呼ばれてる名前を様付けするって何か痛々しい
俺様かっこいい！とはまた違ったイタさがある
決して兼さんのことを言ったわけではない
決して
茜「ちょっと仕事を頼んだの。暫くすれば戻ってくるよ」
何処か憂いを帯びた瞳で、しかしそれを悟らせないような微笑みで茜さんは私の頭を撫でた
その撫で方は労るような、愛でるような温かいもの
これはきっと、私に対してでもあり桜蝶姫さんに対してでもある
それを感じたところで茜さんが私の手をとった
茜「よし、行こっか！」
そう言って笑った茜さんは人混みを介することなく歩き出した
A「次はどちらへ？」
茜「実はあんまり当てはないのよねー。ま、適当に歩きましょ！」
おいっ、と思った人は是非挙手して欲しい
私もするから
そんなことを考えながら只管人混みの中を歩くこと15分
本当に当てがないためやることもなく暇になってきた頃、聞き覚えのある声が聞こえてきた
亀甲#「ご主人様〜！桜蝶姫さ〜ん！」
その声に振り返れば物凄いスピードで駆け寄ってくる亀甲
その頬は薄く色付き何処か恍惚とした顔で私の前に跪い………んっ！？
亀甲#「さぁ桜蝶姫さん！今日はどんな罵倒をくれるんだい！？僕はこれを楽しみに今日一日君を探して走り回っていたんだよ！！」
えっ、気持ち悪い←
茜「ちょっ、亀甲やめて！？この子は違う桜蝶姫だから！」
亀甲#「違う！？ということは………責め方も違うって事だよね？うふふ」
茜「桜ちゃんごめん……」
A「……………あっ、はい」
やばいぞ、大分危ない人だ
うちの亀甲はこんな事言わな………いや、紅葉さんが悩んでるのみた事あるかも
というか桜蝶姫さんは毎日これに付き合ってるの……？
個体差って凄いなぁと思う瞬間
一人で遠い目をしていると、尚も跪き続ける亀甲が更に声を荒げて迫ってきた
亀甲「さぁ！！さぁ余所の桜蝶姫さん！！僕に最高の蹴りと罵倒を！！」
まって最高の蹴りと罵倒って何
「ちょっと亀甲さん！？やめなよ！！桜蝶姫さん困ってるでしょ！？」
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りんご(プロフ) - 柄ラーさん» うちのニキは真剣必殺あんま出してくれないですね………ごこちゃんの確率がめちゃクソ高いです (2017年12月27日 12時) (
レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
柄ラー - わかります。！！なので、真剣必殺率が高いです。 (2017年12月27日 7時) (レス) id: 8cd9c67edd (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 柄ラーさん» 私の所の子も結構やりに狙われますwwまぁその分何故か絶対粟田口の子が一撃で仕留めるんですけどねぇww (2017年12月26日 23時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
柄ラー - うちの本丸のニキは、よく柄までとおして、高速槍にねらわれています。じまん（笑）の初鍛刀です。 (2017年12月26日 11時) (レス) id: 8cd9c67edd (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 出巴さん» リアルは冬休み入ったので落ち着いております！作る話も大体まとまってきました。が、最近出てきた刀剣男士たちのキャラが曖昧なので勉強中ですww年内には続編出したいと思っていますので、それまで待って頂けると嬉しいです！お待たせして申し訳ありません！ (2017年12月26日 2時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2017年9月8日 17時
