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A「秋田様っ」
私や五虎退の話を聞かずに何処かへと走っていった秋田を追おうと右手を伸ばす
が、その手が秋田に届くことはなかった
まぁそうだよな、極だしな
いやでもさ、まさか背中見て怒られるとは思ってなかったよ
気持ち悪いとかなら予想してたんだけど
燭台切「何があったんだい、桜蝶姫さん」
A「す、こし……怒らせてしまったみたいで………。追いかけてきます」
心配そうに眉を寄せながら問うてくる燭台切に曖昧に笑って見せ、後を追うように駆け出した
秋田が走っていった先にあったのは森のような所だった
他に目立った場所はなかったしこの森までは一本道だったため、ここにいるのはほぼ間違いないだろう
この森の道は舗装されて居らず木も好き放題に枝や葉を伸ばしているため、足元はガタガタだし日は大分高くまで昇ったというのに中は薄暗いし……
ここら辺もちゃんと整備しとけよアホ政府
心の中で政府に悪態付きながら秋田の影を探す
が、一向に見つからないため大きく溜息を吐いた
秋田「うわぁっ！」
そんな時に聞こえた秋田の声
出所はすぐそこの茂みの裏だったようで、草木をかき分けて進めばすぐに姿は見つかった
秋田の前方30メートルほどに熊もいるけど
………
えっ、ヤバくない？
A「秋田様！」
秋田「ぁ……さ、桜蝶姫、様……」
私の声に気付いて振り向いた秋田は、明らかな安堵の色を見せた
しかしその行動は間違い
自分を狙う獣から目を離すなんて、自分から死にに行くのと何ら大差ない
案の定熊は勢いよく地面を蹴り秋田の方へ一直線に走りだす
とっさに秋田の腕を掴み自分の方へ引き寄せ、庇うように抱きしめてギュッと目を瞑った
「おいっ！きみ、立て！！」
A「っ！？」
力んだ身体には、いつまで経っても何の衝撃も伝わってこない
代わりのように降ってきた声に恐る恐る目を開ければ、真っ白な男………鶴丸が私達の前に立ち塞がっていた
彼の少し前で彼を睨む熊の目の片方からは血が流れ出ていた
A「つ、るまる、様……？」
鶴丸「怪我はないな？ならすぐに立って逃げろっ」
A「でもっ」
鶴丸「早く行けっ！」
再度立ち向かってきた熊に刀を振り上げた彼の腕には赤いリングがはめられている
明らかに別本丸の彼が何故助けてくれたのかは疑問だが、腰の抜けた秋田も居るため私がいても邪魔なだけだろう
秋田を抱きかかえ、私は全力で森を駆けた
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りんご(プロフ) - 柄ラーさん» うちのニキは真剣必殺あんま出してくれないですね………ごこちゃんの確率がめちゃクソ高いです (2017年12月27日 12時) (
レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
柄ラー - わかります。！！なので、真剣必殺率が高いです。 (2017年12月27日 7時) (レス) id: 8cd9c67edd (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 柄ラーさん» 私の所の子も結構やりに狙われますwwまぁその分何故か絶対粟田口の子が一撃で仕留めるんですけどねぇww (2017年12月26日 23時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
柄ラー - うちの本丸のニキは、よく柄までとおして、高速槍にねらわれています。じまん（笑）の初鍛刀です。 (2017年12月26日 11時) (レス) id: 8cd9c67edd (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 出巴さん» リアルは冬休み入ったので落ち着いております！作る話も大体まとまってきました。が、最近出てきた刀剣男士たちのキャラが曖昧なので勉強中ですww年内には続編出したいと思っていますので、それまで待って頂けると嬉しいです！お待たせして申し訳ありません！ (2017年12月26日 2時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2017年9月8日 17時
