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結局逆らいきれないまま歩かさせられること20分
茜さんの本丸用のコテージに着いた頃には既に日は沈んでいた
A「あのっ、私本当に帰らなくちゃ
……っ！」
茜「だーいじょうぶ！皆ーただいまー！」
私の焦る声を無視して茜さんが元気よく扉を開けた
奥から短刀がパタパタと走り寄ってくる
眩しいくらいの笑顔で口々に「おかえり」と行ってくる子たちは控えめに言って天使
茜「ただいまっ！この子は別の本丸の桜蝶姫なんだよ〜！……“B”、のね」
ニコニコだった茜さんが一瞬だけ表情を険しくさせてぼそりと何か言った
同様に私の周りを囲っていた短刀達も顔から表情を消す
が、すぐに先程までの笑顔に戻って私の手を引き中へと案内してくれた
＿＿＿＿＿
〜茜side〜
“B”
それはブラック本丸を意味する
私は喜ばしくないことにブラック本丸には縁がある
定期的にブラックを発見してしまうのだ
そのため、必然的に刀剣たちもその手の話には鋭くなり、この件全体の呼び名も“B”で確立した
短刀のみんなが桜ちゃんを連れて行ったのはダイニング
そこには既にみっちゃんの作ったと思われる料理が並んでおり、食欲を狩り立たせられる
急いで席について皆と一緒に合掌！
……と、その前に
茜「桜ちゃん、まず挨拶を！」
A「えっ、あ、はぁ……。えと、桜蝶姫と申します。以後宜しくお願い致します」
桜ちゃんの言葉を聞いて全員の目つきが変わる
うん、私の本丸の刀剣は優秀だね
三日月「なるほど、主が別の者を連れてくるからボケたのかと思ったぞ」
茜「おじいちゃんには言われたくないかな」
燭台切「その子が居て桜蝶姫さんが居ないって事は……」
茜「………うん。そう言うこと」
この会話を聞いて三日月が芋虫をかみつぶしたような顔をした
今までブラック本丸の証拠を掴むために何度も三日月を他の本丸に送り込んだことがある
時にはドロップした刀として、時にはその本丸の三日月宗近の影武者として
身代わりの大変さ、つらさ、危険さはきっと彼が一番よく分かっているだろう
茜「……大丈夫。あの子は強いもの。絶対大丈夫よ………」
自分に言い聞かせるのようにそう呟けば全員が大きく頷き返してくれる
状況を理解しきれていない桜ちゃんをいつも桜蝶姫が座る位置に座らせて今度こそ合掌する
桜ちゃんは、戸惑いながらも目の前の料理の誘惑には勝てなかったのかいそいそと箸を手に取った
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りんご(プロフ) - 柄ラーさん» うちのニキは真剣必殺あんま出してくれないですね………ごこちゃんの確率がめちゃクソ高いです (2017年12月27日 12時) (
レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
柄ラー - わかります。！！なので、真剣必殺率が高いです。 (2017年12月27日 7時) (レス) id: 8cd9c67edd (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 柄ラーさん» 私の所の子も結構やりに狙われますwwまぁその分何故か絶対粟田口の子が一撃で仕留めるんですけどねぇww (2017年12月26日 23時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
柄ラー - うちの本丸のニキは、よく柄までとおして、高速槍にねらわれています。じまん（笑）の初鍛刀です。 (2017年12月26日 11時) (レス) id: 8cd9c67edd (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 出巴さん» リアルは冬休み入ったので落ち着いております！作る話も大体まとまってきました。が、最近出てきた刀剣男士たちのキャラが曖昧なので勉強中ですww年内には続編出したいと思っていますので、それまで待って頂けると嬉しいです！お待たせして申し訳ありません！ (2017年12月26日 2時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2017年9月8日 17時
