167話 んなバカな…痛くて熱くて辛い… ページ39
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ドゴォッ ガンッ
トリカブトの幻術にかかっていたツナが脱出し、追撃しようとした桔梗の気を引いている間に、僕はフゥと協力して天井をどかそうとしていた。
てこの原理を利用しつつなんとか天井をどかすと、ぐちゃぐちゃになった指令室の椅子にスパナがぐったりと座っていた。
何かにぶつけたのか、頭から血を流している。
『スパナ！大丈夫か!?』
原作通りなら、重傷を負うことになるが最終命は助かる。
スパナもそうであればいいけど…。
胸元を見る。
『！！』
かすかに…かすかにだけど、炎がまだ灯っていた。
『っスパナ！しっかりしろ！
……がっ…!?』
スパナを寝かせようと抱き上げたその時。
『…げ……ん、きし？』
幻「ハァ……ハァ………貴様らを勝たす訳にはいかない…。白蘭様のために…！！」
僕の右肩から血が溢れる。痛い。いや違う、熱い。こんな怪我ははじめてだ。
顔だけ後ろに向けると、僕の肩を切り裂いたのが息をみだしフラつきながらも立っている幻騎士だと分かった。
山本と獄寺の雨の炎を浴び続けていれば、桔梗の種も発芽しないし動けなくなると思っていたのに！
まさか白蘭のためという執念でここまで来るなんて。
その白蘭に殺されそうだったとも知らずに。
しかしそんな幻騎士も限界だったのかすぐ膝をつき倒れこんだ。
獄「おい成瀬！大丈夫か!?」
ツ「成瀬！スパナ！！」
獄寺もツナも飛んできて顔を青ざめさせた。
桔「ハハン、もう終わりましたよ」
ツ「…っ！！」
『ちょ、沢田君、落ち着けって』
いつの間にかスパナの標的の炎も消えていた。
桔梗に殴りかかろうとしたツナの腕を押さえていると、チェルベッロがやって来た。
チェ「スパナ氏の標的の炎を厳密にチェック致しますのでお下がりください」
ﾋﾟﾋﾟｯ
チェルベッロが審査しているのを見ていると、ヘッドフォンの無線で連絡がきた。
山「こっちも倒したぜ」
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168話 負けちゃった、少し悔しい→←166話 皆、エーミール少年を知っているかね
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京夜(プロフ) - もしも、とかもすごく面白いです！もちろんこれもすごく面白いですけどね(笑)更新楽しみにしてます！ (2016年7月3日 19時) (
レス) id: 4b153081bb (このIDを非表示/違反報告)
ART - 城覇さん» あけましておめでとうございます！更新遅めですが今年も頑張ります。応援ありがとうございます！ (2016年1月9日 18時) (レス) id: f98421b80b (このIDを非表示/違反報告)
城覇 - あけましておめでとうございます。今年もこの作品楽しみにしてます！更新頑張ってください！！ (2016年1月4日 10時) (レス) id: edf118dbe0 (このIDを非表示/違反報告)
ART - 城覇さん» ありがとうございます。まさかご存知だとは…。更新がんばります！ (2015年11月23日 19時) (レス) id: 22fb7fab0c (このIDを非表示/違反報告)
城覇 - そうです！光●図書ですｗｗｗこれからも更新頑張ってください！！ (2015年11月17日 22時) (レス) id: edf118dbe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ART | 作成日時：2015年7月28日 16時
