【名探偵コナン】死なないように、疑われないように２

65話 ページ20

「Aさんっ！？いいんですか！？」


安室さんが焦ったように言う。



うんまぁ……もう二度と誘われないと思えば……



「さぁ、早く行きましょう」



半ば強引に手を引かれそして背を押され、後ろからは安室さんのゴリラフェイスを感じながら店を出た。



あぁ、これから私は一体どうなるの？


鉄板の上で焼かれて食べられるのかしら……





なんて馬鹿なことを考えてると、いつの間にか目の前にはいつ見ても豪華な工藤邸。


「おじゃましまーす…」


前も座った記憶のある椅子に腰掛けると、間もなくして豪華なお菓子とコーヒーが出てきた。



確かにいい香りのコーヒー。


巷で評判なのも分かるかも……




「ん……どうしてここまでして私とお茶をしようと？」


沖矢さんにしては珍しくキャラ崩壊してたからさ……


なんでそこまで必死？なんだろうって思って。




「それは聞きたいことがあったからです」



聞きたいこと…？




「Aさんは……組織に、入っているのですよね？」



「え……はい」



これって自分も入ってるって公言してるようなもんだよね？


大丈夫か大学院生・沖矢。



「というか、組織のこと分かるんですね？」


「えぇ、まぁ」



コナン君とかから聞いたのか、はたまた盗聴したのか。



……後者な気がしてならないよ。





そこですかさずコナン君が、


「あ、沖矢さんは俺らの仲間だから安心して」


と工藤新一の口調で言った。



もう素を出しちゃう感じ？





「あなたは……"キティ"ですよね？」



















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