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しっかりしごかれた地獄の日から数日たち、もうすぐ開幕するWBCに向けて考えていた。
オリックスからは、山本、宮城、宇田川。
そして僕が招集された。
だけどなぜ僕がとキャンプ前日までずっと不安だった。
『ふー........』
「何ため息ついてんねんこら」
『ふぎゃ』
いつの間にか目の前にいたラオウさんに鼻をつままれた。
『.........ラオウさん手くさ』
杉本「あー!?なんやコイツ!生意気!!」
福田「はは、その生意気っぷりあっちでもかましてこい」
『へへ、うん......』
ちょっと前の僕なら周平さんの今の言葉に言い返せるのに、今の僕はそれすらも自信を持って言えないらしい。
『今からでも、辞退とかできちゃったりするかな〜なんて、へへ』
福田「A....」
こんなこと言うのはダメだってわかってる、だけどマイナスなことばっかり考えてしまう。ごめんなさい、と呟くと
杉本「...いつものクソガキはどこいったこのアホ!もっと胸張らんかい!」
『ラオウ、さん』
杉本「...相手は世界や。お前が思っとるより厳しいぞ」
ラオウさんの言葉に鼻がツンと痛くなる。
わかってるよ、わかってるんだけど
『僕なんかが活躍できるか不安で、!』
杉本「こっち見い。なんでお前が選ばれたか分かるか。お前がいっちゃんすごいやつやからや」
両手でほっぺを挟まれぐいっと顔をあげさせられる。
ラオウさんの真剣な顔を見てまた鼻が痛くなる。
『....僕に、できますか?』
杉本「お前はやればできる子や。100万歩譲って弱音は吐いていい。この俺が許したる。だから、最後までしっかり戦ってこい」
ええな?と優しい笑顔で言われて我慢できなかった涙達がいっきに溢れ出す。
泣くなや!笑と頭をぽんぽんしてくれるラオウさん。
『あ"い"っ!頑張りまず!』
鼻をズビズビ言わせながら返事をすると、汚ねー!笑と言いながらティッシュを取りに行ってくれるラオウさん。
周平さんは「言いたいこと全部言われたー笑」
と笑い「Aは大丈夫や。お前の強さ世界に見せつけてこい!!」
な?と頭を撫でてくれてまたもや涙腺が崩壊した。
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山崎福「え、笑なんで泣いてんの笑」
福田「俺らと離れるんが寂しいらしい」
杉本「俺らの愛注入してやったもんな」
『...まあそういうことにしといてあげます』
福田/杉本「生意気!!」
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レイ(プロフ) - ちゃーはんさん» 応援してます🔥🔥 (5月4日 14時) (レス) id: ab5e33ded1 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃーはん(プロフ) - レイさん» ありがとうございます!福田さん!✨了解です! (5月4日 14時) (レス) id: 9819232c09 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - もう好き!!個人的推しが周平さんなんで絡みとか見れれば嬉しいですっ!!更新楽しみにしてますっ!! (2023年5月1日 23時) (レス) @page2 id: ab5e33ded1 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃーはん(プロフ) - レイさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!頑張ります!💪 (2023年5月1日 22時) (レス) id: 0d49a011e0 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 続き楽しみにしてますね!! (2023年4月20日 22時) (レス) id: ab5e33ded1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃーはん | 作成日時:2023年4月13日 20時